(きのうのブログのつづき)
10月21日の土曜日に埼玉県狭山市市民交流センターの
コミュニティーホールで開催された
埼玉県狭山市の犯罪被害者支援条例制定記念の講演会。
(主催は一般社団法人オリーブ)
元埼玉県警捜査一課刑事で
現在は一般社団法人スクールポリス理事や
株式会社ブルーミングエージェンシーの代表として
犯罪予防の活動を行い、
最近では「ひるおび」「ミヤネ屋」「大下容子ワイドスクランブル」
そして「徹子の部屋(6月22日)」の出演などでも忙しい
佐々木成三(ささき なるみ)さんだった。
1時間の講演はとにかく楽しくそして
アタマを使ったり深く考えさせられたりと
犯罪に巻き込まれるがイヤならば
「自分のことは自分で守る」ことが大切だということを
学んだという感じだった。
俗に言う特殊詐欺は
いまでも古典的な「オレオレ詐欺」と「預貯金詐欺」は
現時点でも被害者数は増えている。
さらに「架空料金請求詐欺」はさらに増えているという。
www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp
そしてこれらの加害者は
実行犯である「受け子」などは約90%の確率で検挙しているが
これらを操る「中枢被疑者」、
つまり「ルフィ」のようなのがパクられたのは
少数(2458人中41人!)
だから「こんな奴らに財産を奪われてはいけない!」
それではどうした良いのか?
最近は電話やドアホン、そして防犯カメラが
どんどんアップデートされていて
電話だったら通話前にコールセンター業務のように
「この通話は記録のために自動録音します」
これで詐欺犯はマズいと感づいて電話を切る。
それでも電話をかけ続けると受話器を取り上げるまえに
「登録されていない相手からの電話です」とアナウンス、
そうなれば受けるがわが警戒する。
それでも受話器をとったら本当に全部録音して
通話内容が記録される。
そういう詐欺対策のとれた電話機があると佐々木さん。
なんとそれを売ってるPanasonicのアドバイザーもやってるそうだ。
防犯カメラもいまでは
不審者を見たり記録するだけでなく
「何やってるんだ!」と家族の声をカメラのほうから
音声を出すことが出来るようになったそうだ。
このような知識と実践のアップデートによる
「攻める防犯」これは重要なのだと。
そのためには
正しく知る力を身につけること。
まず疑うことから始めること。
ソース(情報元)はどこなのかを確かめること。
そして情報を仕入れたら(インプット)、
その裏付けをとることを忘れないこととして
アウトプットを意識すること。
それが「刑事力(デカりょく)」というもので
以前だったら警察に任せていたことを
自分たちでもやってみてほしいのだと。
では、どうすればいいのか。
(つづく)