#インド は #バーラト に国名を変えるのか?

おとといの都々逸教室で

私と同じ生徒の方が題材にしていたのが

G20サミットで(9~10日・ニューデリーで開催)

夕食会の招待状に

インド政府が自分の国を

「バーラト」という名前を使ったこと。

「話題作りじゃないのか?」

「それにしてもよくわからない?」

バーラトはヒンディー語なのだそうだ。

インドはヒンズー教徒が国民の多数を

占めているのは知っているが

実は与党インド人民党(BJP)を率いる

モディ首相が「ヒンディー至上主義」を掲げていて

G20でバーラトを国際的に認知させる舞台にした可能性があると

8日付の日刊スポーツのコラム「政界地獄耳」より。


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それによると、イギリスが植民地化する前に

「バラード」という表記を使っていたという時代があり

インドの植民地時代を過去の歴史にしたいという

思惑が見え隠れしていると。

私はガンジーの非暴力・無抵抗主義で

インドは独立を果たしたことは知っている。

しかし現地の人は国力がついたことで

植民地時代はもはや過去の歴史だということにしたいと

考えていることには理解しづらいが、

インドの人は「India」はもう過去のもので

これから先は使うこと自体がもう無理だと言いたいのだろうか。

(ちなみに第2の都市ボンベイは1995年に

 紀元前からのムンバイという名称に変えている。)

コラムでは、ロシアのウクライナ侵攻にからんで

クリミア半島の併合とバルト海沿岸にからんで

プーチン大統領帝政ロシアへの「憧憬」によるものを

インドが刺激を受けたのではと推測している。

いまのインドは「法による支配」外交をしているように見えて

ロシアから武器供給を受けている。

これに対してアメリカのバイデン大統領は

「Quad」や「日米豪印戦略対話」などで

西側のほうにインドを引き付けようとしているが

過去の栄光の歴史を象徴する言葉で国名を変更するなら

これからも日本のようにアメリカにべったりではなく

かといって領土問題を巡って中国やパキスタンと諍いを続けているし、

まさにモディ首相は自らの頭で

独自の道を創造していかなければならないようだ。

これも多民族・多宗教それに

多言語の国家ゆえとコラムに書いてあった。

果たしてほんとうにバーラトに変更するのかはわからないが

我が国ニッポンはとにかくアメリカの言う通りに

インドと仲良くすればいいと単純な発想と作業しかできない。

インドにも核兵器がある。

でも日本は兵器に転用させないことを条件に

原子力協定を結んでいる。

この矛盾に対して自国のホンネを明らかにしない。

もっとも岸田さんはいかに処理水(もとは汚染水)に関して

多くの国を味方につけることで頭がいっぱいのようだから、

国の名前がどうなろうと知ったことではないと言うかもしれない。

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