ウクライナに対する支持や
支援が拡大するのはいいことだとしても
その一方で気になるのは
ロシア人への差別と迫害、
そしてあらゆるロシア的なものの
排除である。
3月13日の東京新聞特報面より。
「ロシア人というだけでプーチン(大統領)と
同類だと考えるのは間違っているし、
国家と国民を同一視するのも誤りだ。
何より人は誰よりも国民である前に個人である。
それを知らない愚かな人間のヘイト行為は、
それを知るまっとうな人間がやめさせなければならない。」
事実銀座のロシア食品専門店が
店員がすべてウクライナ人と日本人なのにもかかわらず
看板が壊された事件や、
東京外国語大学ロシア語学科で専攻した卒業生に
異例ともいえる「ロシアの攻撃行為」の抗議声明を出したり、
ウクライナからの避難民が相次いで到着する
ドイツでロシア人が嫌がらせが行われているなど、
なぜこんなことがと思うだろうが
それが戦争のもたらす「狂気」である。
これを放置すればより最悪な状況に至るのをわかっていても
誰も止められない。
いまロシアとウクライナの間には
愚かな攻撃をやめさせるための
「仲介役」が必要なのに
だれも手を挙げようともしない。
それどころか心配しているフリをして
この攻撃行為で美味しい思いをしている人間が
権力を牛耳っているとしかいいようがない。
ロシア人もウクライナ人も
自分勝手な権力者に振る舞わされている
被害者だということを
「戦争をしない国」のはずの日本が
忘れてはいけないことである。
が、23日にゼレンスキー大統領がオンラインで
国会演説を行うことを与野党が揃って
了解したとのこと。
これが悪影響を及ぼすことがなければと
思うのだが・・・・。