ウクライナ情勢で忘れてはいけないこと それはチェルノブイリ原発だ

「ロシア軍 ウクライナ派兵」

きのうの読売新聞朝刊の大きな見出しはこれだった。

www.yomiuri.co.jp

あいかわらず戦争をやりたい連中が

地下資源(液化天然ガス)を巡る既得権益を奪い取るために

手段を選ばず最悪の方向へ持っていく情勢に

わたしは辟易しているが

ウクライナといえば日本人の殆どが忘れていることがある。

チェルノブイリ原発事故のことである。

honcierge.jp

あの事故が起きたのは1986年(昭和61年)。

まだソビエト社会主義連邦(ソ連)があった時代で

ウクライナソ連に属する社会主義共和国だった。

福島第一原発事故と同じ「レベル7」でありながら

当時のソ連政府が選択した最終決断は

爆発を起こした原子炉をコンクリートで包み込む

「石棺」だった。

それではチェルノブイリ原発ウクライナのどこにあるのか?

ウェブの地図で検索してみると

首都キエフから北北東に50km圏にあった。

原発から30km圏内は

現在も立ち入り禁止区域になっている。

そしてロシアはウクライナの南東部にある

親ロシア区域の独立国家を承認している。

www3.nhk.or.jp

ほんとうにウクライナで戦闘状態になれば

真っ先に犠牲を負うのは現地のウクライナ人である。

ロシアでもないしNATOでもないし

当然アメリカでもない。

しかし、原発事故はもはや自然動物が生息していることで

過去の出来事として片づけられようとしている。

natgeo.nikkeibp.co.jp

果たして過去の歴史に大きな傷を残した

ウクライナで戦闘行為が本当に起きるのか?

いまだに疑問に思う。

まさかチェルノブイリ原発が標的になるのか。

それさえも謎のままである。

そして望むのは

平和な解決しかないのである。

チェルノブイリと同国の首都キエフは、

 日本人の多くが意外に思うくらい近くにあります。

 感覚的には東京電力福島第1原発事故と東京の位置関係に似ています。

 チェルノブイリ周辺の立ち入り禁止区域は、

 徹底した除染作業が行われた日本とは異なり、

 放射線量の高い土壌が多く残ります。

 石棺も周辺の立ち入り禁止区域も、

 緻密かつ徹底した安全管理が求められる地域です。

 戦場になれば、なにが起こるかはわかりません。

チェルノブイリをはじめ、

 ウクライナ領内の原子力発電所が戦場となる可能性を考慮するのなら、

 欧州全域にリスクが及ぶ問題で単なる地域紛争ではありません。

 原発問題の視点からも、

平和的な解決に向け米欧露各国の外交的な努力が求められると思います。」

(下のサイトより抜粋。)

biz-journal.jp

www.nikkan-gendai.com