#リニア は #静岡県 の #川勝平太 知事だけが「反対しているのではない」( #JR東海 #山梨県 )

やれ選挙のときの「御殿場にはコシヒカリしかない」発言で

給与とボーナスを返上するといってしなかったとかが

きのうのニュースでやっていた

静岡県川勝平太知事だが

JR東海が推し進める

中央リニア新幹線の建設のあり方に反対していることも

知られている。

gendai.media

この上の記事では抵抗している川勝知事が

サル芝居のサル呼ばわりされているが

そのマスメディアが完全に無視していることがある。

1都6県のリニア沿線住民ら(建設計画による)

249人が国に対し

JR東海への工事認可の取り消しを求める

「ストップ・リニア!」訴訟を

7年にも渡って争い

今年2月に結審したことである。(東京地方裁判所

linearstop.wixsite.com

この件に関して

「新聞うずみ火」で今年の5月号から

元朝日新聞記者でフリージャーナリストの

阿久沢悦子氏が詳しく書いているが


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ざっと要点をまとめると

シールドマシンに調査掘進で事故(2021年10月)が

 あったのにもかかわらず

 住民側(東京・北品川の調査口周辺の)に

 十分な説明をせず理解を得られぬまま

 他の沿線(町田市と川崎市)で3月に調査掘進を始め

 6月までに工事を再開させる

 動きを進める。

shiraike.hatenablog.com

②現在実験線として走行されている

 山梨県区間の沿線である

 都留市川茂地区(山梨県立の見学センターがある)で

 ないはずの「騒音と振動」に悩まされる住民。

 防音フードの設置を要求したが

 「リニアは時速500kmで走行するので

  空気の摩擦熱が発生する。

  その熱を外気に逃すために開口部が必要だ。」

 「川茂地区の地盤が悪くフードの重さに耐えられない。」

 住民側は地盤は強固で橋脚を作り直せばフードは出来ると反論したら

 費用対効果で総合的に判断した結果だとJR東海側は再反論、

 しかも散水消雪設備設置を理由に

 事実上の立ち退き要求を突きつけ

 泣く泣く「騒音と振動が解決できない」

 土地収用を前提とした測量を受け入れた。

「住み続けることは不可能だ。」

山梨県都留市も助けてくれない」

「あの区間は(富士山を望む)

 パッと見晴らしのいい地点として確保したかったのではないか」

www.kinyobi.co.jp

www.sankei.com

静岡県内の区間

 南アルプス山間部の地中深くトンネルを工事するときに

 「大井川の水量が毎秒2トン減る」

 と予測され(2013年9月)

 静岡県は「トンネル工事での湧水を全量戻せ」に対して

 JR東海は「導水路トンネル」と「ポンプアップ」で

 対応すると提案したが

 国を交えて協議を重ねても

 具体的に湧水を戻す方法は確定せず、

 2月に山梨側から「高速長尺先進ボーリング」を開始。

 住民側から

「明らかに水抜きが目的だ。工事の一環なのに、

 調査と偽っている。」と憤りの声が。


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2019年8月には山梨・静岡県境で

大規模な破砕帯が見つかったことで

2年近く事態が膠着したこともあった。

 

その他、建設残土を大井川上流の河川敷に置く計画が

東西300m、南北700m、高さ70mに達し

生態系が破壊される恐れがあること、

(また大量の降雨で熱海で起きた災害が起きる恐れも。)

さらに静岡県区間の一部が南海トラフ地震の想定される震源域に

近いことも専門家からの指摘もあった。

www.tokyo-np.co.jp

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ちなみに残土については

5月16日にリニアの環境影響を話し合う

国の有識者会議が行われる(国土交通省)4日前に

静岡県が「県盛土等の規制に関する条例」に適合しない

残土置き場について議論を進めることは

適当でないとする要望書を出したが無視されたという。

条例では認可を受けた区域で出た残土は

その区域内で盛り土しなければならないのに

JR東海はまったく違う「燕沢(つばくろさわ)」

「藤島沢」に置くというから

普通だったら問題になる。

しかしリニアのことなら問題にならないのだ。

サル芝居をやってるのは川勝知事よりも

JR東海であるのだ。

こんな事業者にリニアを走らせる資格があるのか。

私は疑問に思えてならない。

なお「ストップ!リニア訴訟」の判決は

18日に下される。

www.at-s.com