新幹線の回数券がなくなるが・・・

オリンピックで交通規制が敷かれた東京を離れて

行楽地で4連休を過ごした人が多いという。

それにちょっとちなんだ話題を。

 

6月11日の東京新聞こちら特報部」によると、

新幹線の回数券がついに来年春、

事実上なくなってしまうということ。

東北新幹線は6月以降、

東海道新幹線は東京・名古屋と新大阪間など

「のぞみ」が止まる区間などが

来年3月末に販売が終了するのだ。

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これで一番困るのは

金券ショップとそこで買って利用する人たちだ。

 

コロナ禍で利用客が低迷している上に

東海道新幹線の場合はJR東海

エクスプレス予約(年会費1100円)」が定着した上に

年会費がタダの「スマートEX」が加わり、

さらに東北(北海道)・上越・北陸・秋田・山形の場合は

えきねっと」のみならず

今年春からICカードで改札にタッチするだけで乗れる

「タッチでGO!新幹線」の区間も拡大したと。

こうなると、スマホで予約して

切符を買わずに改札はチケットレスで便利になるから

こっちがいいという客が増える、

そうでなくても

「券売機にタッチするのはコロナの感染がどうも・・・」

という敬遠ムードもあると。

 

しかし、記事で

経済アナリストの森永卓郎さんがコメントした通り

金券ショップであらかじめ買っておいて

駅で開いてる新幹線の便を見て

乗るという自由さが回数券にある。

これがネット予約だとままならない点もあるのだ。

(もちろん遅れたら次の便の自由席に乗るという選択もあるが

 JR東日本は全席指定席の特急が増えたので通用しない場合がある。)

森永さんはまた外国人観光客向けに売っている

ジャパン・レール・パス」を日本人向けに

売ってチケットレス以外のサービスを拡げるべきだと提案する。

これは私も大賛成だ。

なにしろ、新幹線・特急が乗り放題で

大人の普通車用なら7日間有効で

33610円なら私だって欲しくなる。

かってはJRといえば

周遊券だってあったじゃないか。

自分で旅のプランを考えて切符をつくったのから

区間を設定したワイド・ミニ周遊券もあった。

いまは会社ごとにお得なフリーきっぷがいろいろあるが

「紙のきっぷ」を買って鉄道旅をしたいと

思う人たちを失望させないこと。

これはポスト・コロナのインバウンド、いや

「Go To」にも

繋がることなんですよ!JR各社さん!

東海道新幹線の回数券、2022年3月に廃止される全リスト。東京~新大阪など販売終了 | タビリス (tabiris.com)