(きのうのブログの続きです。)
3月11日の都々逸教室では
講師の松崎菊也さんは戦時中に
このような都々逸がつくられたと
紹介してくれたのが
「壁に耳あり
障子に目あり
なんにも言うな
春がくる」
敵のスパイに気を付けろといいながら
とにかくガマンをしろということだが
下の七五のところで
皮肉がある。
また戦後に流行った
「異国の丘」という歌謡曲も
「今日も暮れ行く
異国の丘に
友よ辛かろ
せつなかろ」
故郷を想って作った都々逸を
作詞家の増田幸治が歌にして
作曲家の吉田正が曲をつけたという話も聞いた。
ちなみに続く歌詞も
「がまんだ待ってろ
嵐がすぎりゃ
帰る日も来る
春が来る」
まさに先の都々逸と同じだ。
なのだそうだ。
教室が終わったあとに
浅草公会堂に。
昨年も行った
東京大空襲の資料展。
ここでもたくさんの都々逸に出会った。
「偲ぶ犠牲者
あの空襲を
語り継ぎます
資料展」(健坊鏡)
「二度と許すな
東京空襲
怖さ知ろ」
安保関連法になぞらえての
警告を表している。
「風化さすまい
繰り返すまい
東京空襲
語り継ぐ」
願いと決意が
都々逸に伝わった。
こういう作り方もあるんだなと
勉強した思いだ。
11日には脱原発の行動も都内であったそうだが
こっちには行けなくて
すみませんでした!