「そうか、オスプレイの半額で千賀が買えるんだ。(ソフトバンク→メッツ)」

新聞の整理をしていて

そういえばと見つけた記事。

14日発売の日刊ゲンダイより。

松崎菊也さんのスポーツコラム

「さあさお立ち合い」より。

日本一になったオリックスから

吉田正尚がボストンレッドソックス

5年総額で約126億円(9000万ドル)。

そしてずいぶん話題になった

ソフトバンクのエース格

千賀滉大がニューヨークメッツと

これまた5年総額で約102億円(7500万ドル)。

いずれも破格の契約で来年からメジャーに移籍する。

日本じゃ流行語大賞になった村神様でも

3年総額で18億円、

日ハムからソフトバンクにFA移籍する近藤健介でも

7年総額で50億円。

単年で割ってみてもひとケタの差がある。

これじゃ日本のプロ野球のオーナー達のケチっぷりに

選手たちが愛想をつかすのは当然である。

松崎さん曰く、そんなに日本にカネはないのか。

企業は金を出し渋り内部留保を吐き出してまで

野球選手に出そうともしないのが問題。

しかも国も後期高齢者の医療費負担を増やすどころか

プロ野球選手激減の要因である子育て予算は減らすくせに

防衛予算はこれから5年で43兆円もかける。

「ひ、ひ、ひとごろしの道具に、

 よ、よ、よんじゅう、

 さんちょうえん!」(記事より抜粋)

これではピンとこないだろうということで

あの輸送機オスプレイに例えて、

日本が買うとアメリカにぼったくられて

(1機あたり)211億円。

さっきの吉田正と千賀の5年契約の分を足した数と

同じ金額なのだ。

オスプレイが自国の民家の庭先に落ちるのと、

 千賀のフォークが落ちるのと、

 どっちが見たい?

   野球というのは、

 それだけ価値のある娯楽ぞ。」

ごもっともだ。

しかもアメリカはその活躍に対して

時には最大限の賛辞を与えると同時に

厳しい評価を下すもともいとわない。

日本のように「なあなあ」で

玉虫色の評価と報酬しか与えないとは

大きな違いがあるのだ。

「せめて、流出する優秀なプロ野球選手のために

 毎年オスプレイ1機ずつの予算をつけよ。

 だれも海を渡らなくなる。」

確かにそれが名案だと思う。

そうでなくても

アルゼンチンの優勝で幕を閉じた

FIFAワールドカップカタール大会には

目もくらむような高年俸の選手がたくさんいる。

moneytimes.jp

海を渡ったサムライブルーの代表選手たちも

本場での活躍で年俸も上げている。

一方、Jリーグの選手たちは野球よりも年俸が冴えない。

もっと野球に高年俸を出さないと

ほんとうにひどい目にあいそうだ。

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