きのうのブログでは
大塚けんじ松戸市議会議員のブログを参照して
おととい行われた
松戸市議会の「公共施設再編検討特別委員会」のことを
書いたのだが、
21日に市が国に提出した
法務省合同庁舎と同職員宿舎の跡地(以下新拠点と略)に関する
取得等要望書の中身が
委員会所属のメンバー(市議)にしかわからないので、
土地取得の経緯とその間の市と財務省側のやり取りと
その結論に至るまでの整理がまったくつかめないことに
突っ込みようがないと訴えた。
そしたらきのう
市長選に出馬して落選した
原ゆうじ前市議のブログに
その要望書が資料として
まるまる配布されていたことを公開したので
私にとっては仰天ものだった。
このブログでは要望書(資料として)と
平面計画図(案)が写真で公開していて
これによると
「市役所機能再編整備用地」として
法務合同庁舎と相模台公園に面する
874500㎡の土地のほうに
(林ばかりが目立つ高台)
既に「計画されている」ということになっていたのだった。
しかも市長選前の3月定例議会では
「最初は図書館建設などを含めた街づくり用地として購入したい」と
説明されていたにも関わらず
21日に提出されていた時は「移転建て替え」の候補地になっているのだから
「予算の時には、図書館などを含めと言って、市役所移転ありきでは?の批判をかわしときながら、市長選が終わった瞬間、当然ように市役所移転のためとその土地の用途を決めてしまうのは、だまし討ちのように感じます。」
(上のブログからそのまま抜粋しました。)
と原ゆうじ氏が怒り狂う気持ちは十分理解できる。
そこできのうの私のブログをもう一度。
担当課長と市長と副市長は要望書を委員会に十分説明せずに
提出したことを謝罪した上で
議会の今後で議論の上で出した結論に
一応従うような答弁をしていたが
街づくり課の理事だけは
「否決になるものをわざわざ議案として出しません。
十分に精査しまして、できるだけ早い時期に比較表を提示させていただきます。」
と、移転建て替え案(つまり要望書の中身にあった整備用地)が
議会でも通ることへの自信とやらをのぞかせていた。
大塚委員(市議)は
市のほうがきちんとした「現地」と「移転」の比較表を出してくれるなら
「ええじゃないか」と結論づけたが、
(文章からのイメージとして)
要望書のほうに市役所の移転に関する具体的な内容を書いてある以上、
すでに「移転建て替え」のほうで、
外堀を埋められたといっても
決してオーバーではないと私は思う。
さて、こうなった以上は
現地建て替えは市の比較表を出す前に
自分たちの意見こそが現実的な解決法として
市民全体に納得してもらえるかという議論を喚起させる必要がある。
市議会や市役所のなかで、やいのやいのと
「閉ざされた議論」で全てが決まることを
絶対に許してはいけないのである。
ちなみに大塚ブログでは
中川英孝委員(市議)が
「説明資料1で、
『整理が必要な内容』について、
庁舎整備検討委員会は①と②しか議論しないことになっているが、
③~⑥についても議論をするべきではないか。
あと、新拠点ゾーンの土地だけはどうしても取得してほしいと要望します。」
と言ってたそうだが
果たしてその①と②とは「現地」と「移転」のことなのか?
すると③~⑥とはどういうことなのか?
一旦土地を取得しておいて、別のアイデアがあるというのか?
そういうところの説明責任とやらを
市役所だけに丸投げしてはいけませんよ!
大塚さんと中川さん!