5月18日は何の日?(韓国と沖縄と)

きのうは誕生日の前日休暇をとって

社会福祉協議会の切手整理ボランティアに行き

(毎週水曜日が活動の日だから)

母のプレゼント代わりに

新しいシェーバーを買う資金の援助があったり

姉からもらった商品券で買い物をしたりと

恵まれた1日だったが、なんと 


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韓国で起きた

光州事件(韓国では5・18民主化運動と言うようになった。)の日だったのだ。

昨年だったか、CS放送で

映画「タクシー運転手 約束は海を越えて」を

見たことがある。

cinerack.jp

ドイツ人の特派記者が当時の戒厳令下で

真実の広州をこの目で見るために

ソウルでタクシーを捕まえて

「通行禁止時間までに光州に行ったら大金を支払う。

 だから乗せてくれ。」

運転手も最初は乗り気ではなかったが、

気がついたら客である外国人記者と運命を

共にするようになる。

そして数々なピンチから逃れて

運転手は留守番をしていた11歳の娘と再会して、

記者は日本で全ての事件の事実を

全世界に発信させ、韓国の政局を

大きく動かした。

これに対して、私が生まれた年に起きた

沖縄のコザ暴動は世界的な関心がひろがることが

なかった。

ryukyushimpo.jp

当時の佐藤内閣は

沖縄の返還こそが戦後体制を終わらせるとして

外交面での努力は積んできたが

その中で米軍が法を無視して

住民を恐怖を与えたのだから

本当なら世界的に知り渡るはずなのに

同じ日本の領土のなかのこととして

片付けられた。

上の写真で斎藤美奈子さんが指摘した、

なぜ杭州は事件で

コザは暴動なのかは

この点に問題があったと思うのだ。

外国人記者が伝えたがどうかの違いといえば

説明は簡潔に済むというわけだが

この2つの騒動のウラには

アメリカとソビエト連邦との「冷戦」があったからだ。

当事者である住民は権力の暴走による

被害者であるにもかかわらず

加害者扱いされて、それを鎮圧したという

ウソの歴史だけが残るということを

許してはいけないのに

ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮の無意味な

ミサイルのぶっ放しと台湾海峡の緊張などを

岸田内閣が自分の都合のいいように

垂れ流している。

だから、コザはいまだに騒動のままであり

本当にこれでいいのかという気分でいっぱいだ。

いつまでも沖縄人(ウチナンチュ)を

人間扱いしないのは

止めてくれといいたいのだ。

kazemakase.jp