安倍晋三さんだったら多少の記載漏れでも許してくれるってさ(桜を見る会)

きのうは知床遊覧船の社長の記者会見(土下座)に世間が注目が注目した。

だからこそ

別の注目すべきニュースをやりたい。

www.nikkansports.com

 

25日からのwebニュースを見て、

改めて「モリカケ桜」という疑惑の

どす黒いものを見た。

桜を見る会」の疑惑で政治献金規制法違反の罪により

罰金100万円の略式命令を受けた

元公設第1秘書の刑事確定記録を

東京新聞(26日1面)が開示請求して、その供述調書を調べたら

その前日の夕食会の費用の「補填した」ことは

「違法な寄付」になるから

「後援会の収支報告書に載せることはできない」を

2013年に最初に開かれた時から

「認識」していたのだと。

秘書同士で責任を擦り付け合っていたら

そのまま2019年開催分までそれが放置されていたことが

わかったというのだ。

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こうなれば、そういうことは

秘書の一存で「補填する」ことはなかったわけで

それを「指示」したのは誰だ?ということになるが

そこまで検察は追及できなかったのだ。

秘書が記載を「うっかりミス」を6年間も見逃したのならともかく、

記載漏れを意図的にやれば

違法行為になることをを分かっていたから

「もみ消し」をやったのではないのか。

しかも複数の秘書が認識していたのなら

(記事では当事者が会計責任者で

 秘書間の連絡を取らないままだったということだが。)

指示をする側の責任が問われてしかるべきなのに、

当の「安倍晋三さん」の供述調書では、

この件が含まれていなかったと記事にあった。

「補填」の原資は、安倍夫妻への個人的な支払いなどのための

「プール金」を使っていたとし

「いちいち安倍氏の了承や報告をするお金ではなく、

 当然、補填についても伝えなかった」と

居直るような「当時の公設第1秘書」の供述を、

検察側が「ああそうですか」と認めて略式刑にしたのだから

もはや救いようがない。

自民党京都府連が言葉にした

マネーロンダリング」が「桜を見る会」でも

簡単に出来たということだ。

もちろん秘書は罪に問われたが

疑惑の当事者である総理は簡単に逃げ切れたのだから、

政治倫理について責任を負うことはないということを

司直が認めた。そして誰も「おかしい」とは言わなくなった。

だが、これでは

日本もロシアの蛮行を批判する資格はないだろう。

そういや安倍さんはプーチン織田信長に例えて

人権をいっても通用しないとか言ってたそうだが

安倍晋三プーチンのほうが

正しいと私はそう思うのだが

いかがでしょうか?

かっては「おともだち」だったのですから。

(27日東京新聞・社説より。)

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