赤木さんの件で「改ざんの出発点」岸田総理がまた嘘をついた

(おとといのブログのつづき)

「私や妻が関係してたら

 総理大臣も国会議員も辞める。」

あの赤木俊夫さんが改ざんに追い込まれた理由は

安倍晋三(当時の首相)が国会で答弁した

コレだというのは誰もが知っていることであるが、

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なんと岸田首相は21日の参議院代表質問で

「国会審議において条件が大きく取り上げられる中で、

 さらなる質問につながり得る材料を

 極力少なくすることが主たる目的であり、

 安倍元総理の答弁が問題行為の出発点やきっかけになったとは

 考えておりません。」と

「いけしゃあしゃあとよく言うよ」といった

答弁をやってのけたのだった。

こう書いたのは日刊ゲンダイ

赤木さんの自死を追及する記事を不定期に連載している

相澤冬樹さんだが、

私も同意見、「よく言うよ!」である。

もっとも世間の政治に対する関心は

菅直人さんのツイッター

日本維新の会が「ヒトラー」で過剰反応して

立憲民主党に因縁をつけた(抗議)ことばかりだが。

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そんな大人げないことより

岸田の「嘘つき」答弁のほうが大問題なのだ。

相澤氏は記事の中でウソの理由として

財務省での内部調査を取り仕切った

伊藤豊秘書課長(現・金融庁総括審議官)が

未亡人の雅子さんの自宅を訪ねた時に

そのアベの答弁に関係してたのかの問いに対して

「安倍さんが首相じゃなかったら

 だいぶ変わるとは思います。

 ただまぁ、安倍さんがああやって

 『関与してたら辞めてやる』っておっしゃったのが

 2月17日なんですけれど、

 あれでまぁ炎上してしまって、

 野党の『アレ出せコレ出せ』っていうのも

 わーって増えているので、

 そういう意味では関係があったとは思います。

 炎上しなければ別にそんなに無理しなくてもですね。」

という発言が証拠だと。

つまり首相が安倍晋三でなければ。

そして安倍晋三があの答弁をしなかったら

赤木さんが自殺に追い込まれなくて済んだことを

内部調査の報告書の責任者が言ってるのに、

なぜ岸田首相はこれを無視するような発言をするのか

というわけだ。

ちなみに産経新聞政治部長だった石橋文登

「自称」経済評論家の池田信夫はこの発言を悪用して、

「自殺の原因は森ゆうこなど野党とマスコミの責任」だと

デマをあちこちに吐きまくっていて、まさに

前述の岸田答弁はその流れに便乗した疑いがある。

前回ブログの財務省側の「求償権はない」というのも同じだ。

 

相澤さんは伊藤豊がいま公文書監理官を兼務していることを

「皮肉だ」と。そして

「ぜひ話を聞いてみようではないか。国会で。

 赤木雅子さんにお願いして音声データ(録音した)も

 取り寄せたらどうか。」と。

私も賛成。しかし、安倍に従順な岸田首相が

自らの首をかけてそこまでのことをする勇気はないと思う。

しかし、嘘の吐きまくりはまだあったのだ。

(一部敬称略・つづく)

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