「薗浦議員 過小記載認識」
「秘書から報告 一転認める」
これはきのうの東京新聞夕刊の一面の記事の見出しである。
政治資金パーティーの収入を4000万円も少なく
政治資金収支報告書に記載した
東京地検特捜部(以下特捜と略)に任意で事情聴取されて
ついに、そしてしぶしぶと
秘書からその話を聞いたことを認めたのだ。
上の記事は日刊ゲンダイのきのう発売号の紙面だが
いったい4000万円(2018~20年の間に)を
どこに使ったのかということがいろいろと憶測されているが
「薗浦さんの選挙区の千葉5区は、
住民同士の横のつながりは薄い。
後援組織を固めるため、
裏金を配った可能性は捨てきれない。
いくらなんでも、
飲み代だけに4000万円も使っていたら
有権者に愛想を尽かされますよ。」
と、千葉県政関係者のコメント。
これが一番あやしそうだ。
薗浦本人は指示をしていないとシラを切っているが
公設第一秘書は
「記載しなかった収入は
事務所で自由に使うためにプールした。」
と供述し、その一部は遊興費に充てたと説明している。
しかし、遊興費以外に何に使ったのかは
まだわからない。
だから「選挙などのための裏金」の疑惑は捨てきれないし
たとえ本人が否定しても
共謀の可能性は捨てきれないと特捜は見ているようだ。
昔だったら「秘書が…」と言おうものなら
連日マスコミが大騒ぎして追い詰められたものだが
いまではその雰囲気が見られない。
いずれにしても「逃げ得」は許されることではないのだ。
(つけたし)
政府が、きょう反撃能力保有を記した
国家安全保障戦略など安保関連3文書を
閣議決定することに反対する
国会前緊急行動がきのう行われた。
主催者発表で約800人が参加。
敵基地攻撃能力も反撃能力も
重大な憲法違反なのに
マスコミは「安保政策の大転換」という言葉で
ゴマカシを決め込むことは
絶対にゆるされない。
日本をそんなに「戦争をできる国」にして
いったい誰が得するのか?