ウクライナ攻撃開始したからこそ石原慎太郎を許した悪の連鎖と政治・メディアの責任を考える

ついにロシアのプーチン大統領

ウクライナの攻撃を進める意向を示して

実効に打って出たようだが、

だからこそ石原慎太郎のことを書きたい。

東京新聞2月15日の6面。

マスメディアが垂れ流した追悼記事について、

「暴言を吐いた人間を美化するのは許せない」という

抗議をたくさん受けたということで

過去の差別発言を振り返り

3人に識者の意見を聞く検証記事を出した。

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暴言の内容は詳しくは書かないが

あの頃からLGBTや障がい者などの差別は変わっておらず

結果的に石原発言を許したメディアの責任は重い。

戒能民江お茶の水女子大名誉教授)

死去直後に死者を非難するのはどうかという意見もあったが、

短絡的な見方であり発言のどこに問題だったのか

なぜ攻撃的な言辞を繰り返したを客観的に考慮するのは

非難ではない。

(明戸隆浩・明治大助教授)

「うっかり失言した」というより、

こうした発言を好意的に受け止める層が分かった上で、

発言されていたように思う。

千田有紀・武蔵大教授)

と、3人の意見の中から「これは!」というものを

書き出してみたが、やはり

「暴言」から「石原節」に至るまでもプロセスが

昭和から平成そして令和に至るまで

きっちりと方程式のように固まって

それを真似する「政治屋」の跳梁跋扈が

ますます「石原節」を神格化させてきたのだと思う。

 

石原慎太郎は暴言を何度もやってきたが

国会議員や大臣や東京都知事などで

成功と失敗を何度も積み重ねてきて

それなりの実績を残してきた。

しかし、いまは

石原節を真似ても政治家としての在り方を

真似しようとしない連中が

都知事になったり大阪を牛耳っていること、

そして首相になった人もただ「利用する」だけで

身勝手な振る舞いをしている。

そしてメディアをそれを批判できずに

石原の発言を「褒める」だけ。

www.news-postseven.com

私は上のサイトの記事を「週刊ポスト」を買って読んだが

石原自身は対米従属の日本のやり方をよくは思っていないはずだった。

しかし石原のマネをする政治屋は(橋下も含む)

まったく逆のことをして

差別だけは当たり前のようにやる。

東京新聞の記事は他紙に比べれば

自らへの批判へ含めてよく書いてくれたと思う。

しかし、石原政治の遺したものは何かということを

再検証する記事をもっと欲しいところだ。

 

もっともその前に石原慎太郎自身が橋下と日本維新の会

さらなる台頭によって

歴史から忘れられた存在になると私はそう考えている。

www.mag2.com

news.yahoo.co.jp

www.jiji.com

しつこいようだが、

石原慎太郎のマネをしている日本の政治「屋」どもが

プーチンに一泡吹かせることもできなければ

ドナルド・トランプのように

賞賛することもできないのだから

救いようがない。そして

我が国の国益を護ることは

出来ないことも断言する。

www.asahi.com