大阪のミナミのそのまたミナミを歩いたこと(8月1日)

「新聞うずみ火」のライブの翌日、

朝早くホテルをチェックアウトして

関西空港発の飛行機は14時半の出発。

さあどうしようか。

財布の中身も乏しくなったので、

大阪で見たいところを歩いていこうと決めた。

大阪駅からJR環状線新今宮へ。

発車メロディーはなんと

ドボルザークの「新世界」より。

考えたなぁと。

【発車メロディ】大阪環状線 新今宮駅 - YouTube

【High Grade】JR大阪環状線 新今宮駅 発車メロディー - YouTube

駅を出て西成から阿倍野に幹線道路沿いを歩くと

「てんのじ村」の記念碑があった。

5月に放送されたNHK の4Kで蘇る新日本紀行

ここに多くの芸人たちが戦後から住んでいたということを知った。

番組で見た横丁の面影が残る一方で

新しい建物にしてミニホテルになっているのも少し見た。

銭湯も2軒あったのはいかにもという感じ。

碑のとなりには小さな旅館「明楽」があったが

いまは営業しているのかはわからなかった。

【てんのじ村】西成区山王・忘れ去られた大阪の文化遺産「上方演芸発祥之地&旅館明楽」 - 大阪DEEP案内 (osakadeep.info)

そこから南へずっと歩き

アーケードのある商店街にぶつかった所に

飛田新地」の入り口があった。

東京の吉原とはまた違った雰囲気を持つ

大人の街だが消防などの組合活動に力を入れているなどの

看板が非常に目がついた。

やはり周囲に迷惑をかけないように共存していきたいという

ことなのかもしれない。

なお組合単位でワクチンの職域接種をやっているという

お知らせも見た。

帰宅してから知ったが

料亭「鯛よし百番」の建物が

大正時代からの歴史を残しているのだと。

見ないままで(写真も)さらに南へ歩いてしまったのは

残念だった。

飛田新地の町並み(嘆きの壁・鯛よし百番)と歴史|笑ってトラベル:海外風俗の夜遊び情報サイト (love-style-jp.com)

堺筋通りに出たところで東に歩くと

阪堺電車の踏切と南海電車の高架線が見えた。

ここでトイレに行きたくなり

地図を見て南海の萩ノ茶屋駅へ。

 

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その駅前の高架線下に公衆のがあって

一安心。用をすませると

駅のすぐ向かいにお店があり

服はどれでも500円以下、家電製品も1000円以下

みんな中古っぽいが安く売っていた。

そこには優しさとお互い様の良さがあった。

言葉を大にしなくても

できることから助け合うという

自然なつながりが出来ているのだ。

その近くのホテルには

生活保護申請通るまで

 滞在等お手伝いします」といった

横断幕があった。

まさにデイープでありながら

「街が生きている」場所なのだ。

大阪ミナミのそのまたミナミは。

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萩ノ茶屋から各駅停車のなんば行きで

今宮戎(いまみやえびす)駅へ。

この区間は「高野線」でなければ行くことが出来ない。

まさに鉄道界のディープ区間といってもいいだろう。

この駅から新世界、さらに天王寺公園を素通りしたが

途中寄った「スーパー玉出」で

元祖神戸メロンパンを見つけたので

他のパンと合わせて

昼食とお土産で買い込んだ。

コープこうべでしか作ってないと思ったら

他のメーカーもやっていたのかと感激。

味も良かった、家族にも好評。

そして天王寺駅から阪堺電車に乗って

堺市方面に向かった。

(追記)

新世界では英会話で観光案内を教わっている

子どもたちの姿を見たが

これは誰が考え付いたんだろうか。

悪いことではないが

大人の映画館が開演時刻と重なって

大阪独特の雰囲気を醸していた。

東京だったらやれない企画だろうな。

 

(つづく)

【キンキパンブランド】「神戸発祥 元祖メロンパン」を食べてみた! #メロンパン #キンキパン #オイシス #神戸のメロンパン | 東灘ジャーナル (higashinada-journal.com)