森喜朗の暴言(謝罪したが)といい
菅首相の長男が総務官僚を違法接待した件といい
今週は新たな政界スキャンダルが世間を騒がせている。
しかし、自分の住む町の
「不都合な真実」にも
きちんと納税者として目を向けなければいけない
ということで、
以前このブログで書いた
新松戸駅東口の区画事業(以下新松戸)のほかに
松戸市(役所)は
松戸駅東口の国有地購入で
「新拠点ゾーン開発構想」(以下新拠点)とか
クリーンセンター一元化による新ごみ焼却炉(以下焼却炉)建設とか
江戸川沿いの矢切の道の駅建設、そして
北小金駅南口の開発構想とかが
昨年3月の市議会で提案したと。
もちろんそんなことは知らなかった。
それもそのはずだ。
一気に6つの大型事業をやることに
議会から疑問の声が噴出して
その結果、新松戸だけが前のめりに進められていることから
76億円の予算が市の負担として計上され、
新拠点と焼却炉が「未定」ながら
「この3つだけを絞って進めてまいりたい」と
本郷谷市長が6月に表明した。
もちろんこれも「聞いてないよー」だ。
上の写真2枚は市議会会派「政策実現フォーラム」通信第1号からの
抜粋だが、同会派(他からも)は当然ながら
「そんな予算はあるのか?」「借金してでもやるのか?」と疑問を示した。
市のほうは
市債の残高の目安はこれまでの一般会計のピーク額の
約1436億円と説明したが
新拠点は市役所(災害に弱いと指摘された)を移転して
市民会館・図書館・市民ギャラリーを合わせた
複合ツインビルをつくるということで
非常に多額のお金をつぎ込むことになる。
すると市は
「必要があれば、目安を超えても
行って参りたい」と議会で答弁。
コロナ禍で税収減で、
かつ市財政のプライマリーバランスがマイナス状態で
この姿勢はいかがなものかと批判している。
そして新拠点については
住民レベルでこんな不都合も
出ている。
松戸市民ネットワークの月刊紙「たんぽぽ」365号(2021年2月号)
の特集記事を見ると、
この新拠点は2019年から
我が街の未来像を市民とともにつくるということで
6回にわたってワークショップが行われ、
南・北・中央の3つのゾーンに分けて
暮らしの安全安心と多様な暮らしを充実させる機能と
オープンな場で緑を守るという3つの柱で
なんと「30年後の完成をめざすまちづくり」という
巨大構想が出来上がったと。
で、パブリックコメントが昨年11月(13日必着)に募集していたのだと。
当然わからない。「広報まつど」でも
小さなスペースしか書いていなかったらしく
読み逃したかもしれないが
大きく書かれていてもどう意見を出せばいいのか、
わからなかったかもしれない。
ちなみにその結果は下のPDFで。
pabukome_kekka.pdf (city.matsudo.chiba.jp)
ハッキリ言って「わかりにくい」
「もっと市民の意見を聞いて」
「やり方に異議あり」「やり直せ」の
意見が多かった。
しかも写真の投稿文を書いた
佐藤光子さんによると
昨年10月29日(パブリックコメントの締め切り前)の
「新拠点整備課」に疑問をぶつけてみたら
なんと新拠点のなかに
市役所庁舎の移転は入っていないと言ってたと。
え!じゃ市議会には
ウソの新拠点の構想案を提示していたのか?
11月27日の「松戸市周辺まちづくり委員会」でも
委員の方々から新拠点に市役所移転は誤解であり
従来の再開発の手法はきっぱりとやめなければいけないと
いう意見を出たと佐藤さん(傍聴した)。
そして元旦の広報で市役所の機能再編整備基本構想(案)で
またパブリックコメントの募集。
当然記事は小さい上に
中身がわかりにくいのでは意見が出せない!
こんな市政をする市長を選んだわけじゃないのに。
何をやりたいのかわからないようにして
好き勝手なことをされるのは
税金の無駄遣いの何物でもない。
せめて新拠点はいったん棚上げにして
新松戸も中止、
市役所の建て替えを最優先にすべきだ。
といってもこの件は募集終了。
ほんとに油断ができない!
パブリックコメント(意見募集)実施中の案件|松戸市 (city.matsudo.chiba.jp)
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