防災・水を貯めるということ

台風19号が関東地方に接近した

翌日の10月13日。

防災無線から市内の一部地域に出ていた

避難準備区域が解除されたとアナウンスが流れたのは

午前10時過ぎのことだ。

我が家の庭は激しい風雨で

葉っぱがたくさん散ったが、

壊れた物が何もなかったのが幸いだった。

市原市では竜巻の被害が出て、夕方には千葉県を中心とする

 震度4の地震もあった。)

その一方で、

河川の増水に伴う

堤防の決壊による被害が多かった。

昼前になった今でも水が引かない地域が

関東・東北の他に長野市内でもというから

大変な状況にある。

 

我が家では停電と断水に備えて

懐中電灯・電気ランタンや充電などの準備を行い、

さらに水は浴槽を満タンにして、

手に入れられるだけのペットボトルの水

(2リットル×3と550ミリリットル×3)

そして折りたたみが出来る小型ポリタンク2つに

入れられるだけの水道水を入れた。

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本当ならば灯油などに使われる大型のポリタンクを

用意するところだが、家族が高齢化していると

水を一杯にすれば逆に運べなくなる恐れがある。

だから持ちやすく、運びやすいサイズの

ポリタンクが一番望ましい。

いま、このタンクは役目を終えて

水を洗濯用に入れた後に

物干しざおで乾かしている。

ちなみにペットボトルの消費期限を見たら

2021年5月とあった。

封を切らなければそのまま持つわけだが、

今後も十分に確認しなければならない。

 

被害に遭われた皆様に

心よりお見舞い申し上げます。

そして台風20号、21号による影響が

大きくならないことを祈るしかありません。

 

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全線復旧した久留里線を乗りつぶし

台風19号の影響で

鉄道が大変なことになっているが、

16号による被害を受けた

久留里線が気になったので

久しぶりの休日を利用して乗り鉄をした。

自宅を10時半に出て、木更津に着いたのは

12時半過ぎ。

上総亀山行きの列車に乗ったのは13時1分。

車窓からはブルーシートで屋根を覆った家屋と

支柱がひしゃげて大破したビニールハウスを

ところどころに見かけた。

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しかし、田んぼは大きな影響がなく

もうすぐ収穫期を迎えようとしている感じだった。

稲の長さが短くて、よく目をこらして見ると

あと少しで黄金色になるかもしれないと

いったところだ。

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久留里駅に着くと、運転手さんと乗客の一人が

とても嬉しそうに話をしていた。

全線で運転が再開したこともあるだろうが

地元密着でまるで親戚のような関係が

あるのかもしれないと思った。

笑顔を交わせることが出来たのは良かった。

そして終点の上総亀山に着いたのは14時10分過ぎ。

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近くの店で地酒を買って

わずかながら応援。

26分発で再び木更津へ戻る。

森と竹林と渓谷(亀山ダムの手前)では

台風の爪痕がはっきりとわかる

車窓があったが、撮ることが出来なかった。

痛ましいものを残すことが辛かったからだ。

そのかわり絵になる風景を残そうと

携帯のカメラを構えたが

「あっ」と気づいたときは

もうチャンスを逃すことばかりで

この一枚だけが精一杯だった。

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あと、小櫃駅近くで撮ったのがこれ。

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SLのC12型機関車が保存されたのが見えたが

車内からだとこれが限界といったところだ。

最後にはおばあちゃんとお孫さんが駅舎から

列車に手を振るのが見えて

こちらも心が温かくなる思いがした。

沿線が紅葉に包まれるのはこれから。

しかし台風20号による秋雨前線に

十分警戒しなければいけない。

もうこれ以上の被災はごめんだ。

 

ラグビー日本代表の皆さん

本当にお疲れ様でした。

そして夢をありがとう。

(日本3-26南アフリカ

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きょう決勝トーナメントということでラグビー日本代表先週のプレイバック!

先週の日曜日の夜、

全ての試合経過を見ていない。

落ち着かなくて見ていられなかったから。

だから後半の一番追い込みしか見なかった。

この試合。

スコットランドが先制トライ。

その後日本が猛攻で3トライを挙げて

一時は28-7まで得点差を広げた。

しかし後半にスコットランド

反撃して21点まで追い上げた。

そして終了直前までなお攻め続けて

日本を脅かす。

しかし最後まで冷静にタックル、スクラムなどで

守り切り、その瞬間を迎えた。

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試合終了。誰もが夢見た

スコットランド戦勝利と

初の決勝トーナメント進出決定への瞬間だ。

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しかし、本当の闘いはこれからだということは

桜のジャージーの戦士たちは知っている。

20日夜19時半から、

これまで見ることの出来なかった

新しい景色を見たいと望んでいるはずだ。

南アフリカ戦、準々決勝。

どうか悔いの残らない一戦を。

 

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台風19号 八ッ場ダムもスーパー堤防も防災効果が出ていません!

国会で台風19号の被害および治水の対策に関して

赤羽一嘉国交相自民党議員の質問に、

一定の役割を果たしたと答弁し

首相も「後世の人救う」とこの事業に意義があるとする

発言したそうだが、

どの口が言ってるのかと呆れてしまった。

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(17日付東京新聞こちら特報部」より)

まず、利根川沿いで大きな被害が起きなかったというのが

大嘘である。

下流の地域である千葉・茨城両県では13日から水位が上昇して

住宅の周辺や農地などに浸水被害が出ている。

台風15号の被害を受けた成田・銚子・香取市では

避難勧告が出て復旧復興がままならない事態を迎えてしまった。

利根川の栗橋観測所(埼玉県)の最高水位は13日午前3時過ぎ

 に9.67mを記録。だが(水源連共同代表の)嶋津(暉之)氏によれば

 堤防整備の際に川の水が流れても耐えられる目安にする

 『計画高水位』(9.9m)より低かった」(上の写真の記事より)。

さらに過去八年の栗橋地点の流量データから、

ピーク時には毎秒11700㎥の水量が出ると算出して

国交省の資料を基に試算すると

その増水は約17cmの差しかないと仮定。

下流でもたらされた増水は

支流から合流する水が多くなったことと

増水時に高潮が重なったことから(NHKニュースweb報道などより)

下流における治水効果は全くないといっても良いだろう。

 

 

埼玉県が助かっただけでもいいじゃないか、

荒川の被害からさらに拡大しなくて良かったじゃないか

という意見もあるが、

もともと八ッ場ダムは将来的な水資源の確保のために

国と一都六県が共同でお金を出して建設するはずだった。

しかし、実際にはそこまでの需要が見込めないとして

千葉県は建設費の支出を凍結したことがあり

民主党政権がその声を受け止めて建設を一時停止している。

しかし第二次安倍政権の発足で

ダム建設の意義がうやむやになり

いつのまにか「治水のため」との理由が付け加えられたので

「あの」森田健作知事が前の知事の決断を覆し

「あの悪夢のような民主党政権が決めたことだから」

という口実で、

建設費を支出してしまったのだ。(上の写真参照)

その前の知事こそ無党派の立場で

お役所県政の刷新と障がい者の社会参加を促進に貢献した

堂本暁子氏である。

今回のダブル台風で千葉が大打撃を受けた現実を見る限り

堂本氏の行動が正しかったといえる。

 

またスーパー堤防が治水効果に役立ったという

評判も立派なフェイクニュースだ。

スーパー堤防として整備された地域では

河川の大幅な増水がなかった。

完成したのは江戸川流域のごく一部(3.4㎞)では

他の河川との比較のしようがない。

なにしろすべてを整備するためには

総工費約12兆円、江戸川の流域全てを完成させるだけでも

1兆円以上で百年以上かけて完成予定では、

再び大きな台風や暴風雨が襲いかかっても

すぐに効果が得られるわけがないのだ。

もうすこし河川行政の在り方をみんなが

正しく知ることが出来ないと

「後悔先に立たず」となってしまうのだ。

少なくとも政治家の発する「ウソ」には

今後とも十分に注意すべきである。

もう一つ付け加えるならば

霞が関の圧力に屈して八ッ場ダムの建設を認めてしまった

「旧」民主党の政治家たちは

みんな揃って無罪なのである。

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ドキュメンタリー「豊かさの行方~障害者支援施設はイマ~」

フジテレビの深夜枠で放送されている

「FNSドキュメンタリー大賞」の中で

今のところ今年度の作品で最も注目しているのは、

テレビ静岡制作の

「豊かさの行方~障害者支援施設はイマ~」である。

実は近所で知り合った人で

お子さんが作業所に通って

その縁で無農薬のニラや

シフォンケーキなどをいただいたことが何度もあることや、

「新聞うずみ火」の集いなどで

きょうされんに勤めている方と名刺を交換したから、

ぜひとも見なければと思ったことからだ。

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(番組の映像より)

静岡・沼津市NPO法人ティンクル。

障害者支援施設としてB型事業所を運営し

様々な障がい者を受け入れて

名刺の点字の打ち込みや豆を販売するための包装、

その袋のシール貼り、さらに

市役所内売店で売る弁当やシフォンケーキの製造など

実に多くの仕事を引き受けている。

その理由として厚労省の指示により

工賃の変動によって国からの助成金が増えたり減ったり

することになったからだ。

B型事業所は全国に約1万1000か所もあり

約24万人がここを利用しているとのことだが

利用する側の条件や環境によって

事業所の形態も様々でその工賃は

必ずしも全国的に一定ではないそうだ。

さらに最低賃金の法的な順守から外れているため

月給だけでは生活が成り立たないので

障害者年金などの公的支援は欠かせないことになる。

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(ティンクルの平均工賃は全国平均より1500円高く、その分助成金も増えることになる。)

ほかの事業所が設備とシステムに投資して工賃を増やして

ビジネスとして成立させようとする動きに刺激され、

施設長は(上の2番目の写真)さらに工賃が高くなる仕事を

積極的に引き受けようとするが

母親でもある理事長(3番目の写真)は

まず居場所をつくることが大切で

「きょう一日ここで過ごすことで生きてて良かった」

と利用者が実感することが大事だと語る。

しかし国の制度によって成り立っているのだから

これからもこの動きを注視していくと。

施設長の弟さんが知的障害であることが

きっかけで福祉に関する資格と経験を積んで

作業所をつくりあげたとのことだが、

職員や協力してくれる人たち、

利用者家族、そして同じ作業所を運営する方々と

意見を交換しながらこれからも

理想の豊かな社会づくりへ向けての

歩みは続けられる。

しかし、「福祉」と「経済」の間で

これからも作業所の在り方が再び変わるかもしれない。

きょうされんが調査したところ

866施設からの回答で約6割は助成金が減少している

と番組の中で。

障がい者に本当の生きがいと豊かさを与えるために

社会全体の関心がさらに増えることを望むしかない。

www.kyosaren.or.jp

npo-tinkle.com

 

「誤解を招いたとすれば・・・」は誤った日本語だ

「予測に比べると、まずまずに収まった感じですが、

 それでも相当の被害が広範に及んでいる」

から、

「日本がひっくり返るような災害と比べたら、

 という意味で、一人亡くなっても大変なことだ。」

と言い訳をしていた自民党の二階幹事長が、

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(日刊スポーツ15日付紙面より)

ついに、

「被災された皆様に誤解を招いたとすれば表現が不適切だった」

と発言を撤回した。(15日の夕方)

ここでふと考えるのは

「誤解を招いたとすれば・・・」とか

「誤解を与えたとすれば・・・」という

言葉の使い方だ。

反省したというポーズをとっておいて

実は別な本音を持っているのではないか

というモヤモヤしたものを感じるのだ。

本当ならば

「皆様に誤解を与える発言をしました。

 お詫びして訂正いたします。」

というのが正しい使い方ではないか。

普通の社会だったら、

まずこのような言葉を発しなけば

とても許してもらえないはずだ。

なぜ政治家や芸能人が

このような言葉の使い方が許されるのだろうか。

とてもじゃないが理解できない。

 

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17日付(16日発売)の

日刊ゲンダイでは

「災害列島で切り捨てられる弱者、被災地」

「見過ごせないのは二階(幹事長)発言は

 本音だからだ」と一面の大見出し。

「二階が見ているのは大都市のような光の当たる世界の被害だけで、

 過疎地のような社会の負の側面には目もくれていないのでは

 ないか。単なる表現ではなく、

 あくまで自己責任を強調し、

 弱者に冷酷な政権の本音が透ける。」(記事より抜粋)

 

二階氏は誤解を与えたことを自覚しているかどうか、

これまでの発言を見る限り

そのような印象は

ほとんどないと言っても良い。

かえって誤解をばら撒いているようだ。

それでも平気でいられるとすれば

日本人として失格であるといっても

言い過ぎではないだろうと、

私は思う。

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shiraike.hatenablog.com

 

 

がんばろう北陸新幹線!

北陸新幹線長野市の車両センターが冠水になった

映像を見て、これはもはや尋常ではないと思った。

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(上は日刊スポーツ、下はスポーツニッポン。いずれも10月15日付。)

新幹線は自然のあらゆる条件に強かったはずだった。

新潟県中越地震のときも

脱線事故を起こすことなく非常停止をすることが出来た。

豪雪にはスプリンクラーや車両の改良などで

ハンデを乗り越えて高速運転の挑戦を続けてきた。

それが、留置中の車両の編成が

水に浸かって身動きがとれないとは。

車両が補修されるには時間がかかることから

便数を減らして長野~上越妙高間は運転見合わせに

なるそうだが、東日本大震災でも

東北新幹線は1年で徐々に復旧した。

一日も早い回復を祈らずにはいられない。

もっともそれ以上に心配なのは

中央本線の高尾~大月間だ。

台風のダメージが大きく復旧に時間がかかるとのこと。

中央自動車道も八王子インターから大月インターまでが

通行止めになったままの状況が続いていて、

首都圏から山梨までの交通網が

今後大きな影響が出ないかが心配だ。

また以前乗りつぶしたことがある

水郡線も橋が流されるなどで

運転見合わせになっている。

復旧が出来るかどうかが気になる。

このまま廃止、縮小などにならないでほしい。

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