台風19号の影響で
鉄道が大変なことになっているが、
16号による被害を受けた
久留里線が気になったので
久しぶりの休日を利用して乗り鉄をした。
自宅を10時半に出て、木更津に着いたのは
12時半過ぎ。
上総亀山行きの列車に乗ったのは13時1分。
車窓からはブルーシートで屋根を覆った家屋と
支柱がひしゃげて大破したビニールハウスを
ところどころに見かけた。
しかし、田んぼは大きな影響がなく
もうすぐ収穫期を迎えようとしている感じだった。
稲の長さが短くて、よく目をこらして見ると
あと少しで黄金色になるかもしれないと
いったところだ。
久留里駅に着くと、運転手さんと乗客の一人が
とても嬉しそうに話をしていた。
全線で運転が再開したこともあるだろうが
地元密着でまるで親戚のような関係が
あるのかもしれないと思った。
笑顔を交わせることが出来たのは良かった。
そして終点の上総亀山に着いたのは14時10分過ぎ。
近くの店で地酒を買って
わずかながら応援。
26分発で再び木更津へ戻る。
森と竹林と渓谷(亀山ダムの手前)では
台風の爪痕がはっきりとわかる
車窓があったが、撮ることが出来なかった。
痛ましいものを残すことが辛かったからだ。
そのかわり絵になる風景を残そうと
携帯のカメラを構えたが
「あっ」と気づいたときは
もうチャンスを逃すことばかりで
この一枚だけが精一杯だった。
あと、小櫃駅近くで撮ったのがこれ。
SLのC12型機関車が保存されたのが見えたが
車内からだとこれが限界といったところだ。
最後にはおばあちゃんとお孫さんが駅舎から
列車に手を振るのが見えて
こちらも心が温かくなる思いがした。
沿線が紅葉に包まれるのはこれから。
しかし台風20号による秋雨前線に
十分警戒しなければいけない。
もうこれ以上の被災はごめんだ。
ラグビー日本代表の皆さん
本当にお疲れ様でした。
そして夢をありがとう。
(日本3-26南アフリカ)