今週のお題「これに影響を受けました!」
ということで2冊の本を。
1冊目は中学時代に読書感想文で読んだ
初めて戦争の恐ろしさを知った1冊だった。
東京大空襲で家族を失った著者の体験をまとめたものだが
お父さんからもらったガラスのうさぎが
空襲の激しい熱線によって溶けてしまったことが
強い印象に焼き付いたが
当時は大人になったら
男は軍人、女は従軍看護婦になって
国に尽くすべしと教えられた
当時の学校教育の「当たり前」も知った。
これも恐怖だった。信じられない気持ちになった。
これがあったから高校時代には
祖母があの空襲で逃げ回った体験をレポートにしようと決めて
それを記憶に残すことが出来た。
2冊目は「はだしのゲン」。
高校の図書室で初めて読んだ(第7巻まで)。
なんといっても原爆投下直後の
おびただしい描写だった。
全身熱傷(やけど)どころか
溶けた皮膚をたらしながら
「水、水…」と歩き続ける被爆者たち。
そしてこれを逃れた人たちには
原爆症という地獄が襲う。
生き残った母と生まれたばかりの妹も
この病気で失ったゲンは
作者と同じ体験をしたが
漫画家になってこの作品を描くまで
20年もかかっている。
大人になって広島を旅した時に
原爆資料館に行き
そこで初めて中沢啓治さんが漫画にした
自らの原爆体験を読み
つらく苦しいなかでも
「これを後世に残さなければ!」という思いを受け止めた。
この2冊がなければ
そして定着することはなかったということで
私はこれらに影響をうけ、
きのう80年目の長崎原爆投下の日を
迎えました。