なにを一体考えているのか。
あさっての長崎原爆の日に行われる
平和祈念式典に
アメリカのエマニュエル駐日大使と
英国のロングボトム駐日大使が
「だったら自分たちも参加しない」と表明し
先月19日付で先進7か国(G7)と
欧州連合(EU)の駐日大使や代表が、
懸念を表明する書簡を送っていたことも判明したという
ニュースもきのう飛び込んできた。
なぜかというと
イスラエルを招かなければ
ウクライナ侵攻を理由に招待していない
「このような事態は不幸であり、誤解を招く」と言ってるが
いまのイスラエルはロシアやベラルーシと同列ではないのですか?
ドローンをベースにした無人飛行兵器を積極的に開発して
日本にも売り込もうとしていた。
結果的には日本側が手を引いたが
事実上殺害に追い込んだイスラエルは
ウクライナ攻撃をやめないロシアと同じだ。
もしも広島・長崎でこれらの戦闘状態を停める
劇的な動きがあれば話は別だが
自国の利益のために
記念式典を利用するのは最低最悪である。
上の写真は東京新聞夕刊(6日付・下のも)の社会面。
13歳で被爆した才木幹夫さん(92歳)は
長らく自らの体験を語らなかった。
1945年当時は旧制広島第一中学校で
日々学徒動員に駆り出されていたが
8月6日は才木さんを含む2年だけが自宅待機を命じられた。
爆心地から2.2㎞離れた自宅玄関で靴を履こうとしたところ
「強烈な光に包まれた」(記事より抜粋)。
翌日同級生と市中心部にある学校に向かおうとしたら
道の両側にずらりと並んだ黒焦げの死体を見た。
今でも鮮明に覚えている「地獄絵図」だ。
自分だけ生き延びたという後ろめたさが
周囲に語ることが出来なかった理由だが
2022年のウクライナ侵攻で
ロシアが核兵器使用を示唆する脅しに
「憤りを感じた」
ウクライナの惨状を広島の「あの時」に重ね
90歳で「どうしても話さないと」決意し
修学旅行生を前に語る活動を行っている。
だからこそ先進国家の為政者たちは
いま起こっている戦争を止めさせるための
努力を最優先にやってほしい。
そしてなぜ先進国家ほど
イスラエルの「蛮行」に目をつぶっているのか。
ぜひとも全世界に説明してほしい。
できないのならばイスラエルのやっていることを
いますぐ止めるしかないはずだ。