驚きましたね。
9日に投開票された栃木県鹿沼市長選挙で
落選した元・栃木県議会議長小林幹夫氏(70)の
選挙団体の政策チラシに驚いたのだ。
「総力結集」
「このまちをもう一度建て直す」
「あきらめたらそこで鹿沼が終わる」
そんなコピーよりも
バスケットボールのユニホームを着た
どこかで見た事のあるような「おっさん」6人が
なんかポーズを決めているようで
その裏には「KANUMA!!!!!」とついていた。
(ほかにもTEAM UP KANUMAとか。)
どうもこれはテレビアニメや映画化もされた
人気マンガ「スラムダンク(SURAMDUNG)」のパクリじゃないかという
声がSNSなどでたくさん上がったのだ。
写真はきのうの東京新聞2面より。
一番奥が福田富一栃木県知事ということで
自民党と県のパイプがあることを強調しているようだった。
この選挙は佐藤浩市長が退任したことで
無所属新人同士の戦いになったが
元・栃木県議で立憲民主党の県連幹事長を務めた
松井正一氏(58歳)が当選した。
佐藤氏の事実上の後継者が松井氏だということだが
小林氏との差を5000票以上もつける大勝で
スラムダンク効果はまったくなかったということだった。
小林陣営の担当スタッフはこのチラシについて
「インパクトのある内容」でチラシを作るよう指示を受け、
東北地方の商店街が作った
スタンプラリー用のスラムダンクのパロディー作品を
インターネット上で見つけて参考にしたというが
公職選挙法違反にならないように文言に気を付けたが
著作権の問題に考えが及ばなかったとのこと。
呆れてモノが言えない。
それにしても自民党の幹事長までイラストに載せて
堂々の「パクリ」をやらかして落選だから
まさに「お笑い」ものだ。だが、
この人物が次期総理を狙っているというから
ブラックジョークということかも。
相次ぐ選挙で与野党対決型の選挙は次々と
自民系が敗北している。
もはやどんな手を使っても自民の顔を出しただけで負けるから
自民の皆さんは全員寝てもらったほうがいいんじゃないかと思う。
(都議補選は別として。)
「緑のたぬき」としてもそれが一番だと思っているはずだ。