72時間とはいったい何なのか( #能登半島 #地震 #輪島 #珠洲 #七尾 #災害 #救助 )


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いまでは72時間といえば

NHKのドキュメント番組と連想するようになったが

災害が起きた時に救助がなければ

その生存率が大幅に下がるという

デッドゾーンだということは

ほとんど知られていない。

能登半島地震から4日目になり

きのうの夕方でその時間を突破している。

余震が続く中で捜索活動は困難を極めている。


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珠洲市は、人口約14000人のうち、

 1月3日朝の時点で確認されている避難者数は約7400名。

 家屋の倒壊や津波・土砂災害も多発するなか

 避難所は、指定避難所のほかに自主避難所を含めると50か所。

 このほかにも車中泊で避難している方や、

 倒壊した家から畳や防寒着を引き出し

 ビニールハウスの中でしのいでいる方もいるとの報告もあり、

 数字以上の方が困窮しています。」

珠洲市総合病院は、

 傷病者や体調不良を訴える方が殺到し、混乱を極めています。

 空飛ぶ捜索医療団の医療チームは

 病院の負荷を少しでも分散するために、

 一部避難所で開設した臨時診療所での医療支援のほか、

 配慮が必要な方のいる家に訪問診療も行いました。

 薬が不足しているなか寒さなども重なり、

 特に高齢者にとって厳しい状況です。 

 こうした軽症の方や健康に不安がある方、

 薬だけ必要な方への医療ケアに加え、

 大きな課題となっているのがトイレの衛生問題です。

 現在、珠洲市の多くのエリアが断水状態で、

 水が圧倒的に不足しています。

 そのためトイレで用をたしても流すことができず、

 かなり不衛生な状況です。」

これは災害支援の寄付をした

ピースウィンズ・ジャパンからの

活動報告のレターからだ。

空飛ぶ捜索医療団はヘリやドローンなどで

医療支援や捜索活動を行っている。

「(前略)珠洲市内に離着陸できる場所を確保し、

 ヘリコプター3機もフル稼働させて医療支援にあたっています。

 昨日(3日)救助され、『クラッシュシンドローム

 (がれきなど重いものに長時間挟まれた後、圧迫から解放されたときに起こる病態

 の疑いがあった高齢男性を急遽搬送するなど、

 一秒でも早く、一人でも多くの被災者を救うために活動しました。」

 

さらに今回の地震では被災地への陸路が

道路も被災して逼迫していることから

同団体が所有する「豊島丸」が

2日夜にピースウィンズが所有する船舶「豊島丸」は、

停泊していた愛媛県今治市大三島を出航し

関門海峡を経て日本海から珠洲市へ。

途中で島根県沖の海土町で

給油と水をはじめとする食料や

使い捨てカイロ、マスク、生理用品、おむつなど、

現地でニーズの高い生活用品を最大量を載せ

必要な人々に必要な支援を届けるための活動を展開している。

ありがたいことだ。

わずかな額だがこのような迅速な活動のために

役に立っているのだから。

朝のニュース録画では

珠洲市が火災による被害が大きいことと

輪島でも朝市通りがほぼ焼失したという

映像や報告があった。

ニーズは待っていてもわからない。

積極的に声を掛けなければ

見つからないものだと思う。

そして72時間の壁を越えても

一人でも多くの生還があってほしい。

 

それにしても台湾からの支援の申し入れがあっても

謝意だけでニーズがわからないから

自衛隊がやっているということで断るとは

日本国政府はなにをやっているのでしょうか?

民間の団体があれだけ頑張っていると言うのに。

 

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