おととい発売の日刊ゲンダイ。
すでに5年前からわかっていて
その件を記事にする前に加計学園に問い合わせたら
「全く根拠のない」
「ぶしつけで極めて失礼な質問」で
これ以上対応をしても公平で公正な報道は期待できないから
もう質問するなといった
まさにぶしつけな回答を出したのであった。
2018年5月12日付のことだ。
「国家戦略特区」の事業者に選定されたのが
2017年1月のことだった。
それから2か月後の
加計孝太郎理事長が安倍晋三首相(当時)と友人関係にあることから
その選定に疑惑があるのではないかと質疑したことから
一気に新聞テレビやwebなどで取り上げられ
その追及を行うべきだという世論の声が高まった。
今治キャンパスの認可は同年11月。
設置および事業者の剪定までのプロセスは適正だったと
5月25日に前文部科学省事務次官の前川喜平氏が記者会見を行い
「あったことをなかったことにはできない」
「在籍中に共有していた文書で確実に存在していた」とし、
「平成30年4月開学を大前提に逆算して、最短のスケジュールを作成し、
共有していただきたい。これは官邸の最高レベルが言っていること」
「総理のご意向だと聞いている」とされる文書の存在について
「獣医学部の新設について、
自分が昨年秋に、担当の専門教育課から説明を受けた際、示された」と証言、
前年9月28日の打ち合わせで
「『獣医学部新設に係る内閣府からの伝達事項』との文書を示されたと記憶している」
と述べたことから、
この疑惑は翌年4月のキャンパス開講後も
しばらく尾を引き
6月には加計理事長が自ら会見を行うも
愛媛県の文書に記載された2015年2月の
「首相と(加計理事長)の面会」について否定する一方、
学園側が県に誤った情報を伝えたとして謝罪を行った。
これは、疑惑そのものを遠回しに「否定」して
逃げまくったようなものだった。
その1か月前に日刊ゲンダイは
「入学者は定員割れ 加計学園系列 千葉科学大に漂う経営不安」
と記事を打ったのだ。
当時の加計学園側からすれば、
冷静な受け答えをするのは無理だろうという見方もあるが、
的を言えた質問を突き付けられて
逆ギレしたということではないだろうか。
いずれにしても
不用品同然にしたのは加計学園の責任である。
これ以上の「公金チューチュー」を求めることは
絶対に許してはならないのだ。