#渋谷区 の緑道樹木は伐採を「見直し」だってよ( #神宮外苑 #神宮外苑の樹木伐採に反対します )

ちょっと古いニュースになったが

17日の東京新聞朝刊1面。


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www.tokyo-np.co.jp

渋谷区の玉川上水(地下水路)の上の

京王線沿い(代々木公園の北側から笹塚まで)の

緑道にある樹木の伐採を

渋谷区がこれまで「不健全」という理由で30本を伐採し

さらに2019年9月と翌年9月に樹木医の調査で

189本(1235本中)も同じ理由で伐採を予定していた。

これに対して周辺住民が

「子どもや高齢者らの憩いの場で木陰が必要」として

文京区の文化財保護審議会委員などを務める

千葉大の藤井英二郎名誉教授(環境植栽学)に

現場を視察してもらったら

枯れて伐採が必要なのは「2本のサクラ」だけだった。

渋谷区が依頼した樹木医は木の腐食を招くキノコが

189本にあった(ほかにも「巻き根」も)としているが

藤井氏はそのキノコが発生していたのは

ニセアカシア」1本だけだと指摘し、

巻き根で倒伏されることもないのだと。

さらに切られたケヤキの切り株も健康で

伐採は不要だった可能性が高いとした上で

緑道は天然のクーラーで生物の回廊、

温暖化が進む今、次世代に残す必要があると。

東京新聞の取材によるコメント)

もちろんここまでやっても

渋谷区はいまの神宮外苑に対する東京都と同じ態度を

とってもおかしくはなかったが、

なんと調査から数年経過していることと

サクラを残してほしいという住民の要望があることから

再調査を決めた。つまり「見直し」ということである。

だが、8日の住民向け説明会で

長谷部健区長は倒伏などの危険性があるかをしっかり見て

残せる木は残したいと言ってたので

伐採は完全に中止するということではない。

「住民の多くは伐採計画を知らなかった。

 再調査には住民が納得できる専門家を呼んでほしい。」

玉川上水緑道利用者の会の高尾典子さんのコメント)

是非ともそうしてもらいたい。

渋谷区は先月、副区長が

ある女性区議を「ブタ」

区議会区民環境委員会を「バカの集まり」と

業務報告のためのチャットに書きこんだとして

辞職したという件がある。

www.yomiuri.co.jp

まさかそれで区長が態度を急変したということじゃないだろうか。

そう勘ぐってしまうが、再調査は住民の納得のいくように

やってもらいたい。

なお、神宮外苑の樹木伐採に反対する

米国人コンサルタントのロッシェル・カップさんが

きのう文部科学省

再開発の見直しを求める要望書を提出したが、

臨時国会がいつ開かれるかが

いまだにわからないということで

引き続き署名活動を行っている。

www.nikkansports.com

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