しかし震災１００年を迎えて
これに異議ありと抗議行動が行われた。
「在日韓国・朝鮮人と日本人の大学生らが
２１日、東京都新宿区の都庁付近をデモ行進した。
『都は虐殺を否定するな』とシュプレヒコールを上げ、
日本政府には調査や謝罪を求めた。」（上の写真の記事より一部抜粋）
「歴史を繰り返すな」などと印刷したビラやうちわを手にした
約１５０人が新宿駅から都庁まで約１・５キロを練り歩き
その後に集会を開いて学生たちが議論をしたそうだ。
「日本政府が歴史を矮小（わいしょう）化するのは、
教育の場で虐殺や植民地支配など
加害の歴史が十分に教えられていないからではないか。」
と慶応大の学生の尹寿仁さん（２１歳）。
また参加した日本人の学生からも
被害者が亡くなっても歴史や記憶は消えない、
ヘイトクライムにつながる問題だとして
百年の節目に虐殺に向き合い真相を究明してほしいという
訴えがあったのだと。
若い世代がこの問題に関心を持ってくれるのは
とても良いことだと思うが
その一方で右翼団体「そよ風」が
朝鮮人犠牲者追悼式典の別の式典を行い
「朝鮮人虐殺はなかった」という
デマ宣伝を同じ日（９月１日）にやるという情報があった。
これに対して
東京都に「そよ風」の当日の占有許可を与えないように
反対意見をたくさん出してほしいという訴えがあった。
「この事態の本質は二つあります。
一つは、朝鮮人犠牲者追悼碑の前で
差別主義団体が集会を開くこと自体がヘイトスピーチであり、
許しがたい死者への冒涜であること。
もう一つは、その開催を認めるとすれば東京都の責任は重大だということです。
読者（上のＨＰ記事の）の皆さんには、
第一に、これが最悪の死者への冒涜であり、
最悪のヘイトスピーチであると多くの人に伝え、
その事実を広めてほしいと思います。
第二に、東京都に対して
『死者への冒涜を認めるな。条例に基づく【利用制限】を行うべきだ。
そのために人権審査会に調査審議を求めよ。慰霊の公園を守れ』
と訴えてほしいと思います。
都庁の窓口から都に意見のメールを送るなどの方法があります。
各種団体で声明を出して、
メディアや都庁、都議会各会派などに送ることもできるでしょう。
9月1日まで、わずかな日数しかありません。
それぞれに声を上げていきましょう。」
朝鮮人虐殺を調べ続けている
ジャーナリスト加藤直樹さんの訴えだ。
多くの方々の協力を求めたい。
