２０２３年の松戸憲法記念日の集いで
講演した「報道特集」元キャスターの
金平茂紀さん。
ロシアのウクライナ侵攻で（台湾有事もあるが）
９条「改正」の支持が上がり、その一方で
いつの間にか忘れ去られて
デマゴーグばかり拡散し続ける「知識人」ばかりは
大きな顔をしている日本のいま。
さぁこのざわつく状況をどうしたらいいのか？
「強いもののケツを舐める」
いわゆる権力者に取り入って御身大事にと言うやり方だが、
昨年末にツーリスト、つまり取材ではない目的で
ロシアに渡った金平さんはなんと
現地で本当に売られていた
プーチン大統領の顔がプリントされた
トイレットペーパーを手に入れてお土産にした。
とても周囲から好評だったと。
あのロシアでも、こっそりと権力者をおちょくる
「ユーモア」が残っていたのである。
２０２３年元旦のモスクワ「赤の広場」は
とてもウクライナと交戦中とは思えない
明るい雰囲気があり、近くの公設市場も
ふんだんに多くの食べ物が売っていた。
これを見て、金平さんはウクライナとの戦争は
簡単には終わらないと感じた。
（この集いに参加した）皆さんは少数派なのか？
（多数派は日本維新の会を支持している？）
声を上げ続けることはカッコ悪いことですか？
マスメディアなんか、本当にいらないのか？
まずその問いかけと、
忘れてはいけないこととして
魅力的な人・もの・ことに関心をもつこと、
ユーモアも大切、
若い人と一緒に生きていくことも忘れないこと、
そして政治とは身近なところから
変えていくべきことを変えることだと。
鈴木邦男さんなど「戦後」を守ることを
考え続けた人が亡くなったことで
自分は果たしてその人たちから
「たいまつを引き継ぐ」ことが出来ているだろうかと
自信を失うことがある。
「変わらないものがある」と言ったこと、
権力を監視し、少数派になることを恐れない、
そして多様な意見に耳を傾ける姿勢を常に持つことを
これからも大切にしたいと最後に語った。
参加者から
政治家に対して厳しい質問をぶつけられる
金平さんにこれからもテレビに多く出続けてほしいと
いう声が多く出た。
私もそれを望んでいる、
でもそれ以上に憲法を活かして
平和で豊かで、誰もが優しく生きていくには
どうしたらいいのかをもっと考えていかなければと
強く感じた。（この項終わり）
