9月2日発売の日刊ゲンダイが
TBSテレビ「報道特集」の
金平成紀キャスターが9月いっぱいで降板し
今後は特任キャスターとして不定期で出演することを
すっぱ抜いた。
金平氏は降板すれば
旧統一教会に対する追及など
なくなってしまうことを
危惧する声がネット上で拡がった。
私も「#金平キャスターの降板に抗議します」に
ツイッターで同意したが
このような権力に対峙する骨太のジャーナリズムを貫くには
次の世代にその仕事を引き継がれることも必要であるから
まさにやるせない思いである。
「金平さんが上層部から不興を買った原因のひとつが、
TBSの元ワシントン支局長・山口敬之氏が起こした
伊藤詩織さんに対する性暴力事件を巡る
局側の対応について公然と批判したことです。
昨年発売の著書でも
『あまりに非道なことが局内と政治権力の間で罷り通ってしまった』
と断罪していますが、
徹底的な内部調査を主張したにもかかわらず、
当時の経営陣は懲罰委員会を開くことすらせず、
うやむやにして山口氏を早期退職扱いにしてふたをしてしまったのです」
(日刊ゲンダイデジタルの記事より抜粋。)
この金平氏の思いが次期メインキャスターが
「しっかりと」受け止めてくれるかどうか。
3日放送のオープニング。
世界史的出来事、冷戦終結を導いた立役者として
世界中から追悼の声が上がっています。
翻って私達の国の国葬をめぐる動き。
なんでも上から閣議決定で定める。
日本がプーチン大統領のロシアのように
なんでも上から強制する国になったように
思いたくなりませんが」とコメントして
金銭的関与(右翼系政党が政権を奪取させるために)
を取り上げ、
調査ではなく点検としていることを批判した上で
安倍元首相についてもきちんと調査すべきだと
ちゃんと当たり前のことを言っている。
問題は他のニュース番組がそこまで言ってるかどうか。
少なくとも私はあの「ミヤネ屋」を含めて
そんな話を聞いたことがないのである。
だから、これからも金平氏には頑張ってほしいという声が
多いのである。これも当たり前なのだ。
番組の最後で後任の村瀬健介記者が次期メインキャスターになることが紹介され
金平氏は、12年やってきて
いまほどこの番組が必要とされたことはないと語り
今後は取材に関わる時間を増やしていきたいと。
その仕事にも注目していきたい。