東海第二原発訴訟「裁判長交代」と神宮外苑「樹木を切らないで」のその後(秩父宮ラグビー場・神宮球場)

きのう、以前ブログで書いていた件で

2つの大きな動きがあった。

1つ目は東海第二原発の運転を差し止める訴訟の

控訴審。「片方の監督が審判がしているようなものだ」と

いうあの裁判長の件だ。

shiraike.hatenablog.com

きのう原告側弁護団の会見で

東京高等裁判所(高裁)が控訴審の審理を担当する部が

交代することが明らかになった。

26日の期限を区切って

その日まで永谷典雄裁判長を交代させなければ

31日の第1回口頭弁論の冒頭で

「忌避」の手続きを取ると言ったことが

結果的に良かったということだ。

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そしてもうひとつ、

神宮外苑イチョウ並木をめぐる問題だ。

22日に日本イコモス国内委員会がきのう記者会見を行い、

東京都が告示した環境アセスメントの評価書について

①「建国記念文庫の森」(秩父宮ラグビー場を移設する予定)を

 評価書が落葉樹林(イチョウ並木のこと)と分類したことについて、

 実際は常緑樹との混交林だと指摘。

②樹林の図面についても、

 事業者(評価書を提出した三井不動産)が

 別に調査した木のデータとイコモスが突き合わせたところ、

 複数の木の高さを半分以下に低く図示するなど不正確だった。

つまりこの①②のデタラメな評価に基づいて

イチョウ並木は別の場所に移植しても大丈夫」

「樹木の伐採は1904本のうちの743本で

 あとは残すことにしているから環境面の影響はない」と

「ウソを100回言えばホントウになる」というようなことを

貫いて行こうとしているのだ。

もっとも、イコモス側は1年余で9件の提言や意見書を公表しても

三井不動産や都などからの返答はほとんどなく、

「討論していろんな考え方をまとめていくプロセスが一切なく、

 事業がありきで進めている」(イコモスの三宅理一理事)

と、のれんに腕押し状態が続いている。

しかし、元ラグビー日本代表平尾剛氏や

作家のロバート・ホワイティング氏らが

秩父宮ラグビー場神宮球場の改築に反対するネット署名活動を

はじめている。

屋根付きで人工芝のラグビー場。

ビル風とバックネット裏はずっと日陰の神宮球場

そりゃ誰だって反対するでしょう。

この動きが野球やラグビー、そしてその他のスポーツファンにも

拡がってほしい。

www.tokyo-np.co.jp

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