突然!都々逸教室へ(体験会編)

(きのうのブログのつづき)

ついに来ました。

荻窪へ。いつも食事会に誘ってくれる

「新聞うずみ火」読者仲間のAさんに声(メール)掛けられて

読売・日本テレビカルチャーセンターの

松崎菊也さん講師の

世相を詠む「都々逸」講座の事前体験会に。

体験会の参加者は私を含めて4名。

硬くならずに楽しんでいきましょうということで

うずみ火の黒田清さんを偲ぶ会と同じように

菊也さんの都々逸傑作を交えての

解説と、ちょっとした実践といった形の90分。

(13時から14時半まで。)

もともと都々逸は江戸時代に

三河の都々逸亭扇歌が広めたとされているが

はっきりとはしていないそうだ。

ただしお座敷遊びで小唄や端唄のような

都々逸節に乗せて自由に詠い遊んだことが

起源になっているということだ。

菊也さんは世相を斬る手段として

都々逸を初めて使ったのが

これ。

「所詮おまえは

 将棋の駒よ

 府(歩)を裏返せば

 都(と金)に変わる」

橋下徹大阪府知事だったころに

とある集会に参加したときにやってみた。

するとジワジワと反響が拡がったという。

それだけではない。

「 YES or NO

  問い詰められりゃ

 この国ゃいつも

 orと言う。」

アメリカと日本の関係を詠んだのだが

実は菊也さんがまだ「ザ・ニュースペーパー」にいた頃に

このコントをやっていたことを

当時の「オール読物」の山藤章二さんの連載で知った。

あの頃は湾岸戦争の真っ最中で

自衛隊の艦隊をペルシャ湾に派遣(派兵)させるか否かで

国論が二分されたが、結局は戦争に終結後に

掃海艇を派遣させたことと、

PKO法を成立・施行させたことで

一応の結論を出したが

あれから30年たって

今度はオスプレイ琉球弧だ

敵基地攻撃能力だとやってるから

「or」の選択はいまだに変わっていない。

菊也さんは都々逸をつくるヒントとして

「日常を見た印象から詠む」

「平たい言葉を使う」と。

ただこれは実践しかないということで

7・7・7・5の最後を

「春よ来い」でつくってみてほしいと。

私が出したのはこれ。

お褒めをいただいてありがたい思い。

でもこれからは

他の方の都々逸も参考にしなければということで

講座を本格的に申し込み

3月までの3回を有意義に。

ちなみに「春よ来い」で発表出来なかったのを。

 

「フリースセーター

 マフラーコート

 みんないらない

 春よ来い」

 

「コロナ花粉で

 素顔を隠した

 マスクがいらない

 春よ来い」

 

「今年は

 選挙がまたひとつ来る

 Go to vote だ

 春よ来い」

 

みんな発表すれば良かったが

2番目以降は帰宅してから

書き直してこの形に。

 

お酒が入ったほうがイイのかなぁ…。

(菊也さんごめんなさい!)

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