本当に値上げラッシュやら社会保険料の増大とか
暮らしに困った人が多いというのに
何を岸田政権は血迷ったのか。
(16日付東京新聞夕刊の一面より)
きのう安保関連三文書を新たにすることを
閣議決定し、首相が記者会見をしたというが
最大の焦点は敵基地攻撃能力または反撃能力を
この中に盛り込んだことだ。
しかし、実際にこの能力が行使されることがあるのだろうか?
ないはずである。
例えば明らかに日本の領土へ向けて
攻撃するという敵国の基地の動きを把握したとしても
最終判断を日本政府が下すことはできないのだ。
あくまでもアメリカの判断で決まることだ。
だから防衛費をGDP比2%に上げようとも
トマホークを500発を爆買いしようとも
まったく意味がないのである。
行われると予測されていて
日本は入り込む余地がないはずだ。
奄美・沖縄のほうでは
島しょへの侵略を阻止するための
「琉球弧」なるものをつくっているだが
中国は日本にこのような威圧をしたのであろうか。
戦艦などが南西諸島付近の通過したというニュースを聞くが
それらは北朝鮮のミサイルのようなのと違って
日本の領海を侵犯していない。
あくまでも公海を通過したのみで
挑発にのる日本が悪いのである。
基地のある自治体の首長のなかからは
「経済効果になる」という声もあるが
基地に関する交付金は税金である。
戦争のない社会を望む国民から搾り取られた税金が
こんなところに使われるのは不本意極まりないことだ。
上のHP記事は鹿児島の馬毛島の件だが
自衛隊基地をこしらえるが、本当の目的は
米軍機の夜間飛行訓練のためにある。
これも反撃能力の強化というのだろうか。
それは違う。
中国への威圧のために新たな基地をつくるわけじゃない。
いらなくなったアメリカの「軍事ゴミ」置き場のために
つくるのである。
この島の近くにある航空自衛隊鹿屋基地には
最新鋭の米軍の無人機が駐機されているが
そこで米兵が交通事故を起こしたというから
沖縄と同じ、日本の平和を脅かしているのは
アメリカの軍隊ということになる。
自国の領土と国民を護るどころか
まったくその逆のことをやる。
これは「戦争ごっこ」である。
決して安全保障戦略ではないのだ。
増税以前の問題である。
日本を戦争のできる国にしてはいけないのだ。