判決が出た!京都ウトロ地区放火事件

当然のことだ。何かというと

以前にこのブログで書いた

京都・宇治市のウトロ地区を訪ねた時のこと。

(ことし3月10日に撮影。)

上の写真にある小規模住宅地区改良作業が行われるきっかけとなった

この場所を襲った非現住建造物等放火事件の被告は

きのう、京都地方裁判所から

求刑通りの懲役4年の実刑判決を受けたのだ。

www.tokyo-np.co.jp

この判決文では

「在日朝鮮・韓国人という

 特定の出自を持つ人々への偏見や嫌悪感によるもので、

 誠に独善的で身勝手。酌むべき点はない」と述べ、

 被害住民側は朝鮮にルーツのある人たちを狙った

ヘイトクライム憎悪犯罪)」だと非難した。

しかし、新聞うずみ火代表でジャーナリストの矢野宏さんは

「弁護士によると、判決文に『差別』を入れなかった。」

Facebookで指摘していた。

独善的で身勝手というなら「私憤」ということだと

裁判長が判断したようだが、この事件の背景には

統一教会による霊感商法ではないが

組織的な犯罪といえる何かが隠されているはずだ。

だが、

誰かの指示によって動いたという証拠が出なかったことで

「社会的な差別」が原因でそうなったとは

認定しにくかったということなのか?

では、なぜ「ヘイトクライム」という言葉を入れたのだろうか?

私憤による犯行ならば

なぜ、在日朝鮮・韓国人に対する憎悪を起こさせたものは?

おそらく被告側は控訴するだろうが

その時に第一審判決でのヘイトクライムについて

何らかの反論が起こるはずだし

その時に被告の語る言葉には

「差別」の臭いがする言葉が出てくるはずだ。

それともボロが出るのを恐れて実刑を受け入れるか。

今後の動きに注目したいが、

果たして報道はどこまで追いかけてくれるだろうか。

(上の写真と同じ日に撮影したもの。)

www.msn.com

shiraike.hatenablog.com