先週の23日、沖縄慰霊の日だったが
職場指定の健康診断のために赤坂へ。
その前に福島東電刑事裁判訴訟団から
突然のメールを前日にもらっていたので
出発時間を早めて霞が関にある
東京高等裁判所(高裁)前へ。
一審で当時の東電経営陣に無罪が下り、
控訴審が行われてもさっさと審理を打ち切って
7月(来月)17日に判決を出すことを決めた高裁に
「ちょっと待った!」をかけることになったのだ。
それはこのブログで書いた一つにある。
福島第一原発事故で国に責任を問えるかで
最高裁は「問えない」として無罪判決を下したが
4人の裁判官のうち三浦守氏だけが
「十分な対策を国と東京電力が行えば事故を回避できた。」と
反対意見を出した。
そこで訴訟団はこの意見書をもとに
もう一度しっかりやって
審理の続行期日を延期してでも
納得のいく判決を出してほしいと、
上申書を提出することにしたのである。
10時45分からアピールを行い
短い区間だが全員参加で行進を行い(写真撮影も)、
高裁に入って上申書を提出。
その後記者会見があったが、報道関係者のみということで
流れ解散となった。
福島から避難した被災者たちは
みんな悔しい思いを強いられたが
「東電への責任を追及することに終わりはない」。
だからこの裁判をあきらめずに続けてほしいという思いは
高裁前に集う人以外にもたくさんある。
勝手な幕引きは許されないし
あの事故は「想定外の災害」だと結論を出すことは
絶対に許されないのだ。