傍聴できなかった東電福島原発訴訟(刑事裁判)控訴審「原告側敗訴」

う~んはずれた!

きのう18日、日曜日に出勤した振替休日と

東電旧経営陣が強制起訴された裁判の控訴審の判決の日が

同じだったため、10時過ぎに傍聴券の抽選券をもらいにいったら、

www.tokyo-np.co.jp

なんと番号のついたリストバンド(紙の)を巻かれた。

これが抽選券の代わりになるというわけだ。

11時半の抽選発表まで日比谷公園の中のドトールコーヒーショップ

待ってたときに撮った写真だが、

なるほどこれなら抽選券を他に売ったり渡したりすることができないから

公平性が保たれるというわけか。裁判所も考えるもんだ。

同時にもらった紙に

時間がくればQRコードで当選番号(アプリ)がわかると書いてあったが

裁判所にもどって交付台にある掲示を見る。

残念ながら「はずれ」に終わった。

14時に判決が出るのは知ってたので

それなら余った時間を活用して

切手整理ボランティアをしようと移動(その間に昼食)。

そして活動中にスマホのネットニュースで

原告側の敗訴を知る。

www.tokyo-np.co.jp

帰宅して見た他のネットニュースでは

市民目線の検察審査会

確実に裁判の勝利を獲れるほうを選びたがる検察側との

ダブスタダブルスタンダード)」の壁が厚いことを

指摘する声もあった。

www.asahi.com

mainichi.jp

また裁判所前でのスピーチで

民事訴訟ではまともな裁判官に当たりました。

 控訴審ではまともな裁判官に当たるかどうかなのです。」

という言葉も聞いた。

それにしてもなぜ強制起訴されたのかということを

裁判官は全く理解しようとしない判決だった。

東電の勝俣恒久元会長ら3人の被告人は

過去に歴史的な調査と分析で

「10m級の津波が来たら」

福島第一原発は耐えられないという結論をだした

内部の報告書を無視した。

この文書が出たからこその裁判ではないか。

しかし判決は「予期できなかった。」

その理由として

津波試算の基となった国の地震評価

地震調査研究推進本部が2002年に公表した「長期評価」)は

津波がくるという現実的な可能性を

 認識させるような性質を備えた情報とは認められない」という

まったくチグハグ極まりないものだった。

www.fnn.jp

たしかに東京高裁の細田裁判長はまともとはいえない。

福井地裁の裁判長だった樋口英明氏や

民事訴訟株主代表訴訟)で前述の3人他に13兆円の賠償命令を下した

東京地裁の裁判長だった朝倉佳秀氏とは違う。

(国の長期評価の信頼性について

 推進本部の目的や役割、メンバー構成などから

 一定のオーソライズがされた相応の科学的信頼性がある知見だったとして

 旧経営陣に津波対策を義務づけるものだったと指摘した。)

しかし司法の世界でも時の政権に忖度するようでは。

日本の三権分立はほんとうに存在しているのだろうか?

saibancho-movie.com

www3.nhk.or.jp