「安倍氏国葬に反対」最後のトドメだ!

きょうは安倍晋三氏の国葬の日。

だから #最後の最後まで国葬反対 を。

きのう(26日)の東京新聞朝刊特報面「本音のコラム」

で看護師の宮子あずささんが

国葬反対の理由として

国会議決を経ていないこと。

日が近づくことに16億円に膨らむ費用。

市民に倹約を求める一方で国葬には大盤振る舞い。

その支出が簡単に閣議決定で決まることには

来月から相次ぐ値上げなどに

負担感を実感する時期なだけに

「あまりにも理不尽である。」私の同意見。

しかし、この後も

最近関わった患者さんが

生活保護のためにいまの資産状況を

細かく報告している、というよりは

不正受給防止のために報告させられている。

これも理不尽なのだ。

なぜならば国葬などの支出については

東京オリンピック同様

不都合な資料として「捨てられる」可能性があるのだ。

事実、岸田首相は国会で説明したのは

たった一回だけで宮子さんの書いているとおり

「審議も報告もなし」。

これについては、国葬が終わったあとも

野党は総力をあげて「桜を見る会」と同じくらいに

国費の内訳について徹底的に追及してほしいのだ。

これまた26日発売の日刊ゲンダイより。

G7の首脳で唯一参加予定だった

カナダのトルドー首相がドタキャンになった。

自国のハリケーン被害(過去最大級!)の対応に当たるためだと。

我が国だって台風15号で静岡県が大水害を負い

断水しているところもあるのだ。

しかし静岡県自衛隊の派遣を要請するまでに

情報収集で混乱して災害が起きてから2日間を要した。

それが国葬前日の26日。

www.asahi.com

国としては

「この日は国葬があるから自衛隊は派遣が遅れるかもしれないけど、

 それはいつまでたっても要請しないアンタ(静岡県)が悪いのよ!

 総理は災害服を着こんで24日のうちからチャーンと

 各省庁に指示をしてたんだからね!」

と言い訳を言うかもしれないが、じゃあ言わせてもらう。

たかが元総理のお別れ会に「弔砲」が必要か?

儀仗とか「と列」がどうしても必要なのか?

天皇や皇族じゃあるまいし!

mainichi.jp

国会前行動でコーラーとして知られる

菱山南帆子さんも

「安倍元首相は銃で撃たれて亡くなったのに

国葬』で弔砲を19発もぶち上げるって皮肉よね…」

って書いている。これも同感だ。

静かに見送るのなら1950名もの自衛官の参列を辞めさせて

今すぐにでも被災地に派遣したほうが良いのだ。

多少セレモニーを省略して被災者にお見舞いの意を

表するのも「不謹慎」だというのだろうか?

トルドー首相の判断のほうが

政治家として至極まっとうだと思う。

同日の記事より。

海外の主要なマスコミも

国葬反対の声が大きく挙がっていることに注目して

「なぜそうなったのか?」という点に

注目する報道が目立ってきたのだと。

 

「国内では安倍元首相の評価は国外よりも

 芳しくない」 

ニューヨークタイムズ

 

「安倍元首相の政策は日本を分断し、

 彼の評価をめぐるわだかまり

 一向に解消する気配がない。」

イギリスBBC放送

 

いずれも至極まっとうな分析だ。

当日はテレビ東京を除くテレビ全局が

完全生中継で追悼一色で埋め尽くすだろう。

しかし当日も反対のための行動が国会前などで

行われる予定だ。

ぜひともマスコミには世論調査の結果をきちんと受け止めて

「中立・公平・公正」な報道をやってもらいたいものだ。

ちなみに吉田茂元首相国葬のときは

特別番組などで「出血大サービス」したフジテレビが、

視聴者から相次いでかかった電話が

「いつもの番組をどうして放映しないのか」

「楽しみにしていた番組が中止されたので、

 子どもがぐずついて困った」

または

「いくらえらかったとはいえ、

 なくなったトタンに吉田さんをああまで

 ベタボメすることはないのではないか」

といった苦情が多かったという。

これは5年以上まえに蔵前の古本屋で偶然に手に入れた

週刊朝日の1967年(昭和42年)11月17号より。(すべて記事より抜粋)

当時も国葬については「横並び」の

番組編成をやっていたようだが(下のHP記事を参照)。

とくに評判が悪かったのがフジだったということ。

さて、きょうの特別番組の視聴率は

どう出ることやらだ。

www.sponichi.co.jp

 

www.anti-war.info