2022年の京王百貨店「元祖」駅弁大会

新年になり、お正月ムードが終わった頃に

始まる恒例の京王百貨店新宿店の

「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」。

ことしはコロナの感染対策として

4階と7階の大催事場に会場を分けて

さらに買った駅弁が食べられる「お休み処」が

無くなってしまった。

東京の感染者数が急速に増えたことで

警戒を強めるのは仕方がないが

それでも不自由さを感じる。

なにしろ休日の昼食がわりで

駅弁を買うし、すぐに帰宅するわけじゃないから。

でもこれについては後で考えるとして

7階に先に行くと

とにかく「牛肉・かに・牡蠣」と

海産物系(寿司など)が激しく攻め合って

選ぶのが大変。

あの森(函館本線)のいかめしが

3代目の開発した「いかめしde丼!!」を新たに売り出し

長い行列が出来ていた。

www.keionet.com

しかし、もう少し駅弁らしいのがいいなぁと思い

さらに会場を回り続けて買ったのが、

徳島の「阿波尾鶏トロッコ駅弁」。

www.jr-shikoku.co.jp

ボイルされた阿波尾鶏と二色そぼろやひじきや切り干し大根に煮物が

あって、珍しいきゅうりのピリ辛漬けが箸休めについていた。

さらにすだち100%果汁と

にんにく味のドレッシングがついていて

鶏やそぼろご飯に「味変」ができる面白さもあった。

そして食べ終えるとほどよい満腹感が。

牛肉じゃなくてもいいな駅弁は、というより

鶏めしこそが駅弁の王道というのが

証明したという感じだった。

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そして「輸送駅弁」の4階へ。

整理券なしですこし並んで入ることが出来たのはよかった。

ここでは鶏めしとは真逆なものをということで

浜坂(山陰本線)の「かに寿し」を。

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このかに寿しは昭和の頃から販売されている

オーソドックスな駅弁で

酢飯の上に、かに肉と魚のおぼろと錦糸卵、

そして色添えにグリーンピース

この取り合わせは駅弁でなければ見ることはできないが

いまでは希少価値になってしまった。

(添え物には奈良漬け、昆布佃煮、椎茸煮と紅ショウガ、

 これもオーソドックスだ。)

だから食べただけで列車に乗った気分にさせてくれる。

かにがたくさん入ったのを食べたければ

駅弁にこだわることはない。

いまや回転寿司でも食べられるのだから。

しかし包み紙を見て驚いた。

製造元は神戸の「淡路屋」だったからだ。

おそらく地元の「米田茶店」が苦境にあえいだからだと思うのだが

時代の変化とはこういうものかと思うしかなかった。

ちなみに淡路屋といえば

いまはなくなった「しゃぶしゃぶ弁当」を食べたことがあるが

いまや明石の「ひっぱりだこ飯」まで手掛けるまでになるとは

驚きだ。

www.awajiya.co.jp

この駅弁大会も

きょうが最終日。

まだの方はぜひどうぞ。

(ネットの予約は受付を終了したそうです。)

家族のおみやげは

伊勢の「あか福」を買いました。

あ、それから大阪の「玉出木村屋」は

大好評らしく入り口を別にして

出店をしてました。

パンといえども侮れないですね。

tabigo-media.net