松戸の「黄色いハンカチ」おはなし会(1)

先月末の26日、平日だが休日のシフトにして

東日本大震災復興支援松戸・東北交流プロジェクト

「黄色いハンカチ」の

大人のためのおはなし会に行ってきた。

コロナ禍でプロジェクトが運営する

「ひだまりカフェ」がどうなっているか

気がかりだったからだ。

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テーブルのあいだにアクリル板をいれて

感染対策を施して

ドアと窓は開けたままで。

この日はスタッフ含めて10名ぐらい。

近くにある「たんぽぽ文庫」の滝川幸子さんが

絵本と紙芝居を読んで

いろいろなお話を紹介してくれる会だった。

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この日は絵本「キリンのなやみごと」「はしれ!カボチャ」

紙芝居は「へっこきよめ」「ハロウィンのかぼちゃ」。

 

「へっこきよめ」は以前聞いた話とはちがうが

強風クラスのおならを出す嫁さんを里に戻す途中で

倒れた木を起こしたり、米俵を積みすぎて動かない船を

動かしたり、お殿様が食べたいといった高い樹木になった梨の実を

落としたりと、方々に感謝されごほうびやお礼をもらったことで

里に返すのをやめて婿さんとおばあさんと幸せに暮らしましたと

いうお話。

もっとも滝川さんのあとのこぼれ話もおもしろく

お婿さんはお嫁さんのために別の家を建てて

「へ」がしたくなったらここで好きなだけやっていいよと。

これが「へや(部屋)」の語源になったらしいと(諸説あるだが)。

また、子ども達に「へをこく」と言っても

「おなら」と言わないとわからないのだと。

これは驚いた。自分の場合と違っているからだ。

時代の変化なのだろうか。

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(カフェにあった拍子木でチョンチョンと手拍子を打って始まり始まり。)

 

絵本の「キリンのなやみごと」は

キリンのエドワードが首が長くて

みんなが見ているのをいやがり

スカーフを巻いたり草に隠れたりしても

隠せないことを悩んでいた。

それがカメのサイラスと出会い

気になっていたバナナの実をとって欲しいと頼まれる。

それを手伝ったエドワードは

やっとなやみを理解してくれる友達と出会えた物語。

互いの良さと悪さをわかりあうことが

ほんとうの優しさだとわかる

大人でも忘れてしまうことを思い出させる絵本だった。

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(つづく)

11月の「黄色いハンカチ」防災井戸端会議 - shiraike’s blog (hatenablog.com)