税金の無駄遣いが「原子力」にも!(茨城・東海村)

何でも政府が会計検査院から

令和元年度の決算検査報告をもらったそうで

そこには税金の無駄遣いが

約297億円もあったというが

早くもSNSでは

「アベノマスクが入ってないじゃないか!」という声が

たくさん出ていた。

こちらは同じ年度の補正予算および当初予算の

予備費を加えて、なんと

466億円の税金がつぎ込まれたのに

役に立ったという声が全然なかったのだ。

もう会計検査院

菅総理の恐怖政治に屈したかという感じだが、

実はまだ問題にされていない

重大な無駄遣いがあることを

きのうの東京新聞

朝刊一面で報じた。

 

「高速増殖原型炉もんじゅ福井県敦賀市)の関連施設で、

 未完成のままの茨城県東海村の建物を、

 日本原子力研究開発機構原子力機構)が

 巨額のコストをかけて維持し続けていることが分かった。

 2016年末のもんじゅ廃炉決定後も、

 維持管理費や村への固定資産税などで毎年約9000万円を支出。

 原資は国民の税金で、

 国の予算の無駄遣いを公開検証する

 秋の行政事業レビューでも14日に取り上げられる見通しだ。」

 

ここで問題にしなければいけないことは、

茨城県東海村

首都圏唯一の原子力発電所(東海第二原発)があるだけでなく、

原子力機構(機構と略)などの研究開発などの施設がたくさんあること。

村はその施設が完成した時点で

固定資産税や都市計画税を課税させることが出来て、

財源がより多く確保できるのだが

機構はもともと国民の税金が

運営の交付金としてそのままつぎ込まれていることと、

施設は完成されていないのにもかかわらず、

20年間に約20億円もの税金を

機構が村に納めているのだ。

 

東北電力女川原子力発電所2号機の再稼働が

地元の同意を得ることが出来て

再稼働に向けて前進という

ニュースが入ったが、

このような不公平かつ時代遅れの

原発政策」は直ちに見直すべき。

しかし、

原発のある自治体が喜ぶからだということで

まったく問題にされないことが多い。

 

ただ、この原子力機構の建物は

「建物はできているが、内部はがらんどう」。

なにしろ高速増殖炉もんじゅ」は

すでに廃炉になったのだから

不要不急どころか

完全な「不用品」なのだ。

これが20年以上の放置されたままだというのが

さすがにマズいということで

公開である行政事業レビューで取り上げられる見通しと

なったらしい。

果たして政府はどこまで厳しい審判が下せるのか。

 

まさか「やってる感」で終わりじゃ

納得はできませんよ!

 

 

 

 

www.sankei.com

 

www.nikkan-gendai.com

www.tokyo-np.co.jp

 

www.tokyo-np.co.jp