続々・これではパワハラ(セクハラ)は解決できない

きのう(3日)の東京新聞の一面では

安倍首相が桜を見る会ジャパンライフ会長に

招待状を出した件でとりあえず

参議院本会議で説明「らしき」ことをしたが

全く説得力がないまま逃げきろうとしたことを

伝えた記事の下に、

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「就活ハラスメント 国は対策を」の見出しで

都内の6つの大学の学生(女子)有志がつくる団体が

政府・文科省にハラスメントの防止指針(先月にまとめた)

の修正を求める声明を提出し、記者会見を行った。

現役学生がこのようなことを行うのは初めてだそうだが、

就職した後の場合は所属している企業が

ハラスメントを禁止して相談窓口を設けることを

義務付けることで

保護されることができても

就活中には一切企業も学校もハラスメントについては

自己責任でどうにかしろということではないか

というわけである。

「早く彼氏をつくらないと売れ残る」

OB訪問でこんなことを言われるのは序の口で、

飲み会(当然男子のOB)に誘われたり

ホテルに行くならエントリーシートを書くのを

助けると言われたりしたというわけだから、

常に身の危険を晒すのと同じではないか。

学校側としても就職率を気にするあまり

企業側に強く言う事も出来ず対応が不十分だと

同席した三浦まり上智大学教授。

確かにこれでは何とかしてくれと言わない方が

おかしいだろう。

同じ男性としてもこんな卑劣なことをすること自体

自分の会社を貶めていることに

なぜ気が付かないのか。恥ずべきことではないだろうか。

そして同紙の特報面より。

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愛媛県の「まじめえひめ」のPR動画「愛媛県まじめ会議」の中で

「ボランティアをしている時間」につづいて

「介護看護をしている時間」と「彼氏がいない独身女性の多さ」

全国一位が強調されていることに苦情の声が殺到。

その声を受けた愛媛県の女性県議が加わっている

「全国フェミニスト議員連盟」が先月18日に

知事に中止を求める要望書を出したが

門前払いをされたという記事である。

私もその動画を見たが

この部分は約4分の尺の中の一部分に見えるようになっていて

しかも女性の職員が最後に同意して終わる内容になっている。

「彼氏・・・」については道後温泉について

女性が1人旅に人気の温泉地ランキング1位だからと

いう所から話を膨らませているが

説得力がない。どだい他の都道府県からも

客が来るのにそれを「県民が」というのはおかしいだろう。

また介護看護やボランティアは

女性だけでなく男性もやるはずだが、

苦情の中には「女性だけ押し付けられている」の声が

多数あったはずである。

愛媛県はこれに全く反論せず、

「人を思いやる気持ちであり」

「つつしみ深く、おしとやかさのあらわれ」

でぼかしてしまった。

これでは誰も、というよりは

独身女性であるほど愛媛に住みたくなくなってしまうのでは?

どうしても愛媛人がどまじめだと

言いたいのならこの人の言葉を借りればよい。

 

「空気はいいし、水はきれい。

 なぁ、おいちゃん、この街の人は

 みんな行儀がいいねぇ、

 こりゃ、よっぽど

 殿様のしつけが厳しかったんだな。」

 

もうすぐ第50作目が公開される

男はつらいよ

その第19作目の「寅次郎と殿様」。

大水害にも見舞われた

愛媛県大洲市が舞台になった。

下手な東京の制作会社に頼むより

こっちの方が十分なPRになっていいのでは

ないのか。

それとも、いまの愛媛の殿様たちは

まともなしつけが出来ないから

このザマなのか。

これではハラスメントが野放しになって

行儀もへったくれもないもんだ。

www.tokyo-np.co.jp

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