#スキマバイト で恐ろしいのはココだ( #東京新聞 #非正規 #労働 #アルバイト #バイト #日雇い )


f:id:shiraike:20250205223424j:image
東京新聞の記者が実際に

スキマバイトのアプリに登録して

「実際に働いてみる」をやって

そこから見えない闇を引きずりだした

特集記事はとても良かった。

www.tokyo-np.co.jp

私は10年くらい前に

一日だけの派遣労働をやったことがあるが

その時はきちんと特定の場所に集合した上で

対面で派遣企業と登録手続きを取り、

ガラケー(携帯電話)から来る情報を受けてから、

希望の返信を出して、業務内容を確認してから

働き先へと向かったものだ。

もっとも前日になってキャンセルになったこともあったが。

いまではスマホで全部できるようになったから

面倒くささがなくなり、気軽に働けるようにはなったが

じゃあもしも「労働災害」に出くわしたらどうする?

誰に相談できますか?

この災害には公的な保険が適用できるが

どうやって手続きをとったらいいかわかりますか?

通勤の最中にもトラブルがあるかもしれない。

実際に職場に到着して

事前に説明された業務内容と違う指示をされることもある。

もしもそうなったら「異議あり!」ということが出来ますか?

このスキマバイトという代物が生まれた理由は

人手不足だけではなく、

常に職場の動きは変動が激しい状況にあるからだ。

例えば普段は10人ぐらいで回せる部署が

突然3倍以上の人手がいる場合は

レギュラーの派遣社員だけでは手が足りないことがある。

人手に「スキマ」が出来るということだ。

その穴を埋めるために「日雇い派遣・バイト」を募集したいが

無駄に採用関係の予算をつぎ込むことができないし、

日雇いの派遣は法的に禁止されている。

だからタイミー(Timee)のような企業が躍進したということ。

worker-help.timee.co.jpェ

上のHPでは、

事業者様とワーカー様が雇用契約を直接結ぶという点が、

派遣サービスと大きく異なる点ですと書いてあったが

東京新聞の潜入取材では

その事業者様の名称が当日の仕事場に着かなければ

「わからない」ことから

事業者そのものが実在しているのかが怪しいのではと

取材を進めたら、事実上「名ばかり」の事業者だったことが

明らかになったこともあった。

タイミーは急速に事業を拡大してきたことで

スポットワーカーと言われる労働者に

思わぬ「落とし穴」をつくっている感じだ。

だから、スキマバイトをするなら

事業者側に舐められた態度をとられないように

是非とも「労働条件通知書」を働く前に提示してもらうべきだし

出さないところで働くべきではないのだが

タイミーのような「紹介会社」は

そのまで親切にはやってくれないのが問題なのだ。

まぁ年収106万から178万円まで壁を突破できたら

短期のバイト市場も大きく変化するかもしれない。

そうなったらスキマバイトをめぐる状況も

妙な方向に「変質」するかもしれないだろう、と思う。

maya-sr.com