make amazon pay!(公正な経費を支払え!Amazon!)の闘い

松戸市民ネットワーク「松戸で生きたい私たち」が発行する

新聞「たんぽぽ」の最新号の一面の下を見て

驚いた。あのAmazonを訴える

ネットでのキャンペーンが始まったという内容だ。

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何を訴えているのか。

Amazonは1兆ドル規模の企業となり

 CEOのジェフ・ベゾスは個人資産が

 2000億ドルを突破した史上初の人物となったのに

 そこの倉庫で働く作業員はエッセンシャルワーカーとして

 命を危険にさらしているのにもかかわらず

 適切な給料を要求するだけで

 脅迫や報復にあっている。

Amazonが排出する二酸化炭素の量は

 全世界の3分の2以上に匹敵し、

 アメリカの連邦法人税をずっと納めていない状態が

 2018年まで続き、その翌年に初めて納税したが

 たったの1.2%だった。

この2つの事実から

「make amazon pay」が世界各国の

 Amazonの作業員と環境活動家そして一般市民が

一つになって立ち上げられたとのことだ。

 

要求する内容は、

労働環境の改善や全従業員の雇用の安定、

労働者の普遍的権利の尊重。

さらに2030年までに

温室効果ガス排出量ゼロ達成を誓うことと

法の抜け穴で脱税をしない経営の透明化、

さらに市場の独占につながる反競争的営業行為を止めて、

ユーザーのプライバシーを脅かす

大量監視体制を拡大させる機器やソフトの開発、配備と

販売も中止することなども盛り込まれている。

 

Amazonはもはや国境や国家を超えた

ガリバーのような存在になった。

しかしその中身は極めて旧態依然とした

企業体質を抱えているのも事実だ。

非正規・派遣と外国人労働者がいなければ

倉庫は正常に動かない。にもかかわらず

働く人々のための待遇改善は

まだまだ十分とはいえない。

それどころか、アマゾンの倉庫で働くよりも

他の倉庫のほうが時給にして300円の差が出てきている。

もはや足元からAmazon倉庫が崩壊し始めているのが

少しずつ見えてきている。

しかしAmazonはネット通販事業から

クラウド開発へとシフトを移し、

将来は日本中にたくさんある倉庫が

整理されるのではという予測も立てられそうだ。

 

これからも働き続けたいのならば、

今のうちに要求すべき、そういうこと。

この訴えがどこまで届くのかはわからない。

でもあきらめてはいけないと心に誓う。

すべてが終わってしまったら

もう遅い。

この運動を拡げていくために

少しずつでも出来ることを

やっていきたい。

 

アマゾンに対する国際的な抗議行動 (labornetjp.org)

#MakeAmazonPay | Make Amazon Pay