きのうに続いて
8日に参加した
災害ボランティアセンター(災ボラ)運営訓練のことを
書き足しておきたい。
訓練が終わった後、
いつもお世話になっている
特定非営利活動法人千葉レスキューサポートバイクの
藤田治さんの講義があった。
ボランティアセンターの運営は
訓練にあったボランティア参加を希望する人々の対応だけでなく
書類等の作成・管理や
活動で使われる資材(機材)の清掃や整備
活動場所のマッピングやそのための地図データの入力・作成
さらにニーズ(被災者からの)調査など。
藤田さんがそれらに付け加えて強調していたのが
被害状況と活動の記録と
マスコミ等の取材対応のことだった。
ボランティアの参加者の中には
自身のSNSなどで被災地や被災者の状況を
勝手に写真や動画で拡散させることもあり
正確な情報を伝えるために
災ボラが記録作業を行っていくことや
マスコミのインタビューで被災者が
「いま○○が足りないんです!」と答えたことで
特定の物資が被災地にたくさん届いて
対応が出来なくなることも多い。
そこで災ボラが取材の窓口となって
現時点での情報が正しく共有できるようにして
支援がスムーズにいくようにするということだ。
最近ではボランティア登録もデジタル化しているが
それでもデータ入力は人力でやることが多い。
訓練では紙方式で行ったがそのための整理作業、
駐車場の誘導・整理、ニーズの電話受付や
調整会議など、災ボラには実に多くのスタッフの力が
必要になる。
だから藤田さんは今回参加した方々に
災ボラのシステムを知ってもらうことと
そこから地域や職場で話してもらって
災ボラが立ち上げられたときは多くの人たちが
自発的に協力してもらえるようにしてほしいと。
藤田さんはレスキューサポートバイクではない
本業で能登半島に赴いたが
被災した家屋が危険判定されたことが多く
ボランティアは2次災害を防ぐために家屋に入れず
現地の災ボラは苦肉の策として
家屋の前に黄色いテープを貼って
ここから外まで被災家屋の家族らが家財道具を運び出し
テープから外にいるボランティアたちはここから
手伝うという方法にしたのだと。
余りにも辛いことだ。
これからもそういうことが多くなるのか。
もうこれ以上地震が続かないでほしい。