命をつなぐためにまず出来ることから【秋田発のドキュメンタリー】

この番組にめぐりあうことが出来て

良かった。8日深夜にBSフジで放送された

「命をつなぐ あの日海に生かされて」秋田テレビ制作の

ドキュメンタリーだ。


f:id:shiraike:20220510220735j:image

秋田の赤十字看護大学(短大と併設)で教員を

しながら、アウトドア防災の普及活動を行う

及川真一さんを取り上げていた。

いまの職場に赴任する直前に

東日本大震災に遭遇し、住んでいた仙台から

石巻へ(石ノ森萬画館に家族と行く)向かった途中で家に帰りたくなり

高速で引き返して帰宅したことで、

津波にのみ込まれずに済んだが

被災地に寄り添えぬまま秋田に行ったことから

「被災地に寄り添えない」そこで、

新たなチャレンジとして

防災のあり方を変えることを考え始めたのだ。

被災した子どもたちを海で楽しんでもらうイベントを行い、
f:id:shiraike:20220510223158j:image

(2011年の8月から2013年まで開催。)

学校で学生たちから

ボランティアを募って避難所の設営や

冬の雪の中でキャンプ飯をつくって

みんなで食べるなど

樂しみながら防災のための知識と実践を

共有しあっている。

けっして「教育」や「訓練」ではないのだ。


f:id:shiraike:20220510223022j:image



f:id:shiraike:20220510223119j:image
f:id:shiraike:20220510223100j:image


f:id:shiraike:20220510223133j:image

しかも、このアウトドア防災を

学校や子ども向きだけでなく

地域活動の中でも普及させて

キャンプをやったことがない

お年寄りの方にも出来ることを広めるなど

なんだか秋田の人たちがうらやましくなってしまった。

飯盒炊飯で炊き込みご飯をつくって

おいしく食べて、ちょっとした失敗があっても

経験のうちだと楽しめる余裕があるのはとても良いことだ。


f:id:shiraike:20220510223843j:image

及川さんは母子家庭で育ち

その中で人のために生きることを知ることで

介護福祉士になり、16歳で知人に誘われたことからサーフィンを始めて

海と向かい合うことで

あの震災の後も海を恨むことはなかった。

しかし生まれ故郷の石巻から遠くなったからこそ

あのときの記憶を秋田で語り伝え、

そこから防災を知って考えてもらおうと

現在に至っている。


f:id:shiraike:20220510223843j:image

このように防災ボランティア活動ができたら

多くの人と安心感を分かち合えると

思った。でもキャンプは無理なので

発電機や食料の調理法から考えて見ようかなと思う。

飯盒のご飯を味わったのは大学の合宿以来まったくなし。

なんだか一人でもやってみたくなったが

当分は無理、残念だ。

www.fujitv.co.jp

shiraike.hatenablog.com