3月30日の日本アンデパンダン展(国立新美術館・既に閉幕)では
以前に紹介した作品以外にも
まだ記録に残すどころか紹介したい作品がいっぱいあった。
なにしろ絵画以外にも多様な表現手段があったことを
思い起こさせてくれたからだ。
上の写真の作品は、
「ボーダレス ネコに国境はない」
石橋えり子(会員・東京都)
一見ポップアートに見えるが
ドアのような壁のようなものをくぐり抜けていくネコたち。
つながりを柔軟にいこうということか。
「ある日、路地裏に、箱の木が、現れた。」
森本孝(会員・神奈川)
「ある日、路地裏の電信柱のそばに箱
(そこから、ゴミと事象がひねり出て来るらしい…)
の多い木が現われた。
どこかに逃げられる(らしい)装置も。
そしてその翌日、
そのそばに大きめの宇宙生物が
現れて・・・何か言ってる。」
ただの雑然とした風景と
段ボール製のオブジェ。
そこから物語をいう創造は簡単にできそうで
意外と出来ない。そこを突いたおもしろさに納得。
また鉄道ファンとしてそそられたのが
「美しい荒廃都市」
鉄道模型コンテストでも入賞した作品だが
よく見る鉄道模型とは違った独創性だ。
そして最後に
「龍田(たつた)」
福田祐一(会員・東京都)
「Aさん」
上野正美(会員・東京都)
「奏」
巻島昌子(会員・東京都)
そして、
「小さな幸せ」
村岡泰俊(会員・埼玉県)
ニュースと歴史、現代とむかし、
いろいろな流れがつながるからこそアートになる。
また来年もじっくりと見たくなる。
こんな展示会に逢えて良かったと
ほんとうにそう思った日だった。
同じ美術館ではマティス展もやってたんだけどね。
「アンデパンダン展の女神がやってきた」
「遅れてきた悪魔」
村沢夏野(会員・千葉県 芸術家はみんな大変なんですよ…。)