#流山市 発「それって公?」

この写真は2021年6月に撮影したものだが

流山おおたかの森小学校の施設を交差点側から写したものだ。

この時は、流山市つくばエクスプレス開業から

沿線の大規模な開発を進めて

子育て支援を手厚くすすめているんだなと思ったが、

松戸市民ネットワークの機関紙「たんぽぽ」最新号では

真逆の問題点を伝えていた。

流山市在住の上田恵子さんの投稿記事で、

①流山北小学校の最上階の英語教室の天井に

断熱材をいれるのに「ワークショップ」名目で

クラウドファンディングで資金を集めたが

どうして市の予算で、他の教室で

やらないのか。

②おおたかの森より一つ先の南流山・木地区に

地域図書館と子どもセンター機能を持つ

複合施設をつくったが

その命名権を買った地元企業(建設も請け負った)は

5年間税込み40万円を市に出した。

その企業の社屋の入り口には

市長の看板が掲げられている。

上田さんはこの2つの例を挙げて

民営化を良しとする政治的流れの中で

公と私の境がどんどん曖昧になっていること。

公は多くの市民によって支えられているが、

必ずしも多数のために利用されるのではなく、

少数のためにも存在することも忘れてはならないのだと

訴えた。というより流山市

イエローカード(警告)を出したということだ。

一見して命名権を売り込むことで

地域発展に貢献できればという好意的な面もあるが

そのために多くの市民から納得できるという

言質をとったのかということだ。

それを怠れば

不安と不満が増大することになる。

街おこしにとってマイナスになるはずだ。

ちなみに私が住む松戸市

いまはそういうことがない。

でもいずれはそうなる動きになるかもしれない。

上田さんは

確かな公を創るのは確かな市民の存在が不可欠だと。

公平で公正、短期的な視点と長期的な視点の

バランスなど、しっかりした価値判断のできる

市民が育っている必要があるのだと。

難しい課題だが、自民党キックバックを見ていても

国民が政治を適切に管理していくことが

当たり前でなければならない。

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