鯵の押しずしは残っても「大船軒」はお別れ

知らなかった。

18日の東京新聞朝刊を読むまで

こんな話があったことを。

鯵の押しずし(押寿し)や鎌倉ハムを使った

サンドウィッチの駅弁で

多くの鉄道ファンを喜ばせた

大船軒が株式会社JR東日本クロスステーションに

合併されたのだ。

もっともこれまで発売された駅弁は

そのまま残る(包装紙は一部変更されてるが)。

これならまだ問題はない。

大船駅前に近い駅弁の工場が

5月いっぱいで操業を停止して

埼玉県戸田市にある工場で

引き続き生産されるそうだ。

このために工場内の喫茶スペースが閉店になり

工場限定の「押さない押しずし」も

販売を終了すると記事に。

知っていたら行って食べて見たかった!

残念だが大船軒での人員整理はしないとのことなので

これからも伝統の味を残してくれるように

応援したい。

ちなみに駅弁の歴史としては

鯵の押しずしよりもサンドウィッチのほうが長いそうだ。

創業者と第2代首相の黒田清隆との親交から生まれたそうだ。

そのサンドウィッチの特色がなくなると

近海でとれる鯵に目をつけて押しずしにしたのだから

駅弁屋としては安定しているのではと思ったが、

列車の高速化や停車時間が短くなったこと。

そして駅構内や外の商業施設の発展もあり

業績が悪化してJR東日本グループに入ったということ。

それも2009年というからずいぶん前になる。

一番上の写真にある押しずしを買った年なのだ。

1931年から約90年間頑張り続けた

大船工場、お疲れさまでした!

ちなみに来週は旅の空。

青春18きっぷを利用しての

鈍行乗り継ぎを久しぶりにやる予定だが

鯵の押しずしは買えるかな?

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