神宮外苑はイチョウ並木だけではないの続き

きのうのブログで書けなかったことを。

12日の行動には約150名も参加した。

(主催者側の発表)


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みんなで建国記念文庫の森から歩く前に

千葉商科大学学長で環境社会工学者の

原科幸彦さんからの話があった。


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(写真奥のピンクのブルゾン姿の女性が主催者の一人、ロッシェル・カップさん。)

その話の中で印象に残ったのは

外国人観光客が

最も訪れたい東京のスポットは

新宿だと。なぜか?

オープンスポットがあるからだと。

新宿中央公園新宿御苑などがそれに当たると。

再開発などによる大型ビルや

商業施設よりもこっちのほうがいいのだと。

なるほど。浅草も人気があるが

浅草寺へ続く雷門から仲見世そして

広い境内も同じ要素がある。


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建国記念文庫の森の中に

こぶしの木がある。

すでに枯れ木になってるが

事業者側は「保存」に決めた、これには

参加者から驚きの声が

もともと落葉樹と広葉樹が混合している森なのに

落葉樹だけと虚偽の報告書を出したのは

事業者側だ。しかし先月30日から

立入禁止煮しているために

専門家が訴えないとわからない。

この日は中央大学教授で日本イコモス理事の

石川幹子さん(上の写真で小さなマイクを持っている女性)

が説明をしてくれた。


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写真のヒマラヤスギも工事が始まれば

全部伐採される。

というよりその前の道も潰されて

秩父宮ラグビー場がここに移設される。

既に地下下水道の移設工事が

済んでいるようだ。


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(上の写真を含めてゴルフ練習場もある

神宮第2球場沿い。)


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原科先生とともに写した

この大木も広葉樹。

神宮球場の向かいの道沿いなので

伐採は免れそうだと石川先生。

参加者のひとりが

下の地面を見て

拾ったのがドングリ。

子どもたちが見たら喜ぶだろうが

大人(親以外にも)が気が付かないと

だめだコリゃということになる。


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もらったビラにもあったが

神宮外苑は歴史的文化的価値も高く

都心部に残された貴重なオアシスでもあるが

それだけではなく環境教育が

できる場所でもあると石川先生。

(発言をまとめるとこんな感じ)

そして国有地でありながら

全国からの献金、献木、さらに

勤労奉仕によって植樹され

先の戦争で東京が焼土と化し

占領軍(米軍)に一部が使われても

その殆どが守られた。

ちなみに植樹には当時の三井合名会社も

参画していて、それが再開発の主体になる

三井不動産のルーツである。

まさか自分たちが神宮外苑をつくったから

再開発を自分たちの自由にするのは

当たり前じゃないかと思っているのでは

ないか?(あくまでも個人的な感想です。)

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