沖縄連帯コンサートin荒川を鑑賞した話

素晴らしかった。

いい酒を飲むことが出来た。

自由な風の歌合唱団コンサートの練習会場で

見つけたチラシ。

きのう、自宅に近いサンパール荒川

以前に参加した「悪魔の飽食」東京合唱団が主催する

沖縄に連帯するコンサートを聴きに行ってきたのだ。

池辺晋一郎さんの指揮で

混声合唱組曲「沖縄(ウチナ―)の雲へ」の合唱があることと

池辺さんと写真家の大石芳野さんとのトークがあることで

満員御礼状態で、私は近くに並んでいた方から

予約済みのチケットを譲っていただいたおかげで

生で聴くことができたのだ。

でもそれでは申し訳ないので、

沖縄のヘリ対策協議会へのカンパをちゃんとやってきた。

14時に開演。

古謝美佐子が歌った「童歌(わらしうた)」

林光さんの作曲による「てぃんぐさぬ花」

そして「芭蕉布」と2017年に

この合唱団に参加した時に歌った「島唄」と。

ここちよい南風が吹いてきた、そんな感じがした。

その後に現地からの報告。

キャンプシュワブでの座り込みは3000回を迎え

それでも負けないことを訴えたことに共感。

池辺さんと大石さんのトークでは

戦争とはその時の事ではなく、

その後のことまで引きずることなのだということが

強調された。

それがいまのロシアによるウクライナ侵攻につながるのだということも。

そして池辺さんはラジオドラマの音楽を製作し

大石さんの写真と共通して、

「見えないこと」「動かないこと」から

想像力を出すことの大切さも訴えていた。

「30万人規模の動員令が出ましたが、

 その兵隊も人間であることを

 (プーチン大統領は)考えてほしい。」

と大石さん。この発言は大きい。

そして最後の曲は「沖縄の雲へ」

沖縄戦から米軍基地問題までの歴史の流れを

赤く咲く花はいのちの花だとなぞらえたこの曲は

抵抗への力を呼び起こした。

(アンコールも最終の第6章が再び歌われた)

すべてが終わって、

コロナ対策のためにお見送りは

このステージ上になったが、

観客の一部は舞台まで駆け寄ってその喜びを

合唱団の方と分かち合っていた。

コロナ禍のために2回も延期され

この間に亡くなった団員さんも出たと

終演後の団長さんの挨拶から。

唄うときはみんなマスク着用の制約はあったが

無事に終わらせることが出来たのは良かったと思う。

それにしてもこの話を詳しく知っていたら

参加したかったなぁ、と感じたが

こちらは無理のないように合唱に参加し続けていこうと

思っている。

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