自民党の国会議員が台湾でコロナ感染!

なぜ政局にならないのか?

12日発売の日刊ゲンダイ

ゴールデンウイーク中に台湾を訪問した

自民党青年局一行の衆議院議員2人が

コロナに感染したことを

甘粕代三氏のレポートで伝えている。


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一行は3日に台湾に到着し、その時点では

11人全員はPCR検査で陰性だった。

しかし5日午前の同検査で

西野太亮衆議院議員に陽性反応が出て

10日までの時点でも台北で隔離。

また西野氏と同じ班で台湾政府外交部主催の

晩餐会や李登輝元総統の墓参(4日)で一緒だった

団長の小倉將信衆議院議員

7日の帰国後に陽性が出て自宅隔離が

続いているとのこと。

このため蔡英文総統の会談は

オンラインに変更になったが、

団長代理の鈴木憲和衆議院議員

西野氏は日本国内で感染したものと思われると

台湾での感染を否定している。

しかし台湾外交部のOBからは

「日本で感染したというのなら

外交部長主催晩餐会でコロナウイルス

まき散らしていないのか!

真相を究明してもらわなければいけない。」

と怒りの声が上がっている。

まさに国内どころか外交問題に発展しかねない

重大問題ではないのか?

結局、日台政界の双方がコロナ禍で2年も中断していた

定期交流再開の功を焦ったのではという指摘もある。

ウクライナ情勢の悪化で台湾海峡の緊迫が

近いからと言われているが、

その台湾も中国(本土)同様に感染拡大が止まらないという

事実を多くの日本人が知らないのだ。

www.sankei.com

通常の医療行為が困難、

盲腸の手術が出来なかった患者が自宅で死亡

した件が4月に起き、

検査キット不足で薬局は長蛇の列。

7日の新規感染者数は4万人以上、さらには

上のHP(貼り付け)では

11日で5万7000人を超えたことを

台湾の衛生相が発表している。

オードリー・タン担当相が活躍して

感染を大きく抑えていたことは

まさに今は昔になった。

政権与党である自民党はGWといえども

この時期の訪台を控えるべきではなかったのか。

会談や交流はオンラインでも緊密にできるはず。

急に感染が台湾で拡大したわけではない。

以前からわかっていたことに目をつぶり

感染拡大を増すことをやったのだから

本当ならば野党やマスコミから

つるし上げを喰らってもおかしくないはずだ。

しかしどちらもウクライナ

上海をロックアウトして混乱に陥る中国に

気を取られているのだから

どうしようもない。

唯一の救いは甘粕氏がこの事実を書いてくれた

ことである。

しかし、戦闘行為とか核共有とかというのが

出てくると、コロナがどうでもいいことに

されてしまうのはある意味で恐ろしいことだ。

ちなみに立憲民主党小熊慎司議員が同じ期間に

ウクライナリヴィウ衆議院に「無許可」で行ったことが

問題になって処分を受けたそうだが、

本来なら岸田さんがここに行くべきでは

ないのですか?

台湾に行ってコロナをまん延させた与党議員よりも

「義憤に駆られて行った」小熊氏のほうが、

政治家としてマトモだと思うし

処分した立憲民主党の執行部は何を考えているのかと思う。喝だ!

www.nhk.or.jp