きょう発売の日刊ゲンダイ(7日発行)に
おどろく記事が載っていた。
「秋田いぶりがっこ 伝統の味ピンチ」
なんと改正食品衛生法の施行に伴い
農家の手作りでやっていた
従来の手法が出来なくなったからだとのこと。
改正食品衛生法が2020年6月1日に施行 食品安全のレベルアップに期待 – FOOCOM.NET
このHPによるとHACCPに基づく衛生管理が
大規模な食品工場だけでなく
一般に販売するために作る
いぶりがっこの農家にも義務付けられることになり
その経過措置期間が終了するのが
令和7年5月31日。
あと3年までにどうにかできなければ
製造販売ができなくなるのだ。
「生産者の9割は小規模。(HACCP適用のための設備投資に)
何百万円もかける人はほとんどいない。」
「農家のいぶりがっこは製法や漬ける環境で
味は異なるのが魅力。
市場には工場で作る一定の味しか残らないだろう。」
横手市の山内地区で年間1000本も作り続けてきた
高橋一郎さん(79歳)はこう言って
肩を落としたと記事より。
もともと冬を越すための保存食として
大根をつるして木の煙でいぶして
その後に塩の入った米ぬかで40日漬けた
本物の味は食中毒を起こすわけがないのに
これらが絶滅して
大量生産される「まがいもの」だけが残るようでは
秋田の誇りが一つ消えることにあるかもしれない。
ところで横手市といえば
湯沢市ではきのうこんなイベントがあった。
「菅前総理ありがとう花火」……凄いものを見つけてしまった。。。|ゆうもあ倶楽部(ゆうもあくらぶ)|note
300発の花火で「菅前総理ありがとう花火」 いい企画です ありがとうございます 2021.12.6 - superred2020kiroku’s blog (hateblo.jp)
ご本人様は誕生日を打ち上げ花火で祝ってもらって
大はしゃぎしているようだが
くれぐれも故郷の本物の味を忘れないように
してもらいたい。
だが、いまではすっかり横浜市の人間になったから
いぶりがっこのことをすっかり忘れていたりして!