(きのうのつづき)
読売新聞朝刊社会面の、
IRリゾート業者(500.com社)の関係についての報道が
2日続けて紙面を飾った。
(15日付)
2017年12月28日に
「500.com」社の顧問だった仲里勝憲被告(48歳・贈賄罪で起訴)から
もらった100万円を
白須賀氏はマカオのショッピングモール(金を受け取った場所)の
「イブ・サンローラン」で高級バッグを購入、
これが数10万円、そのあと
残りを香港ドルに換えて
カジノに使い、余った分は持ち帰って
日本円に替えたという事実だ。
関係者からの取材で
本人は東京地検特捜部から
任意の事情聴取を受けた時、
「(お金を出したのは)相手は思い出せない」としながらも
これらを認めて反省していると言ったそうだ。
しかし「何ら法令に反する点はないと説明している」(記事より)
としながらも、
この「500.com」社が
本当にIRリゾートを設立・運営できるか
怪しい業者であることを見抜くことが出来ず
むしろ開発を利用した詐欺の
片棒かつぎに加担したのだから、
政治家としての資質が
大きく問われたのではないのか。
結果的に検察が動いたことで
「500.com」社の虚偽が明らかになったのだから
一つ間違えれば
北海道どころか、国全体の損失にかかわる
ことになっていたのかもしれないのだ。
これはもらった金額の多さや
職務権限の有無の問題ではないだろう。
ちなみに同日発売の
「日刊ゲンダイ」は
「IRに職務権限はないため
白須賀の立件は見送られたが、
ごっつぁん体質は過ぎやしないか。」
と記事の最後に。
確かに。
軽く、お小遣いのつもりで
受領したのならば
もはや金銭感覚は庶民レベルではないことを
証明するものである。
もっとも最近は
このような政治家を厳しく批判する風潮がなくなっている。
マスコミでも(特にテレビ)そういう動きが
なくなっている。
だから白須賀のような「政治屋」が
どんどんつけ上がるのかもしれない。